基礎控除や債務控除
2015年5月5日「火曜日」更新の日記
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- 基礎控除や債務控除は、遺産総額や課税価格からの控除ですが、算出された各人の税額から控除するというものもあります。その代表的なものが配隅者控除ですが、それ以外にも、贈与税額控除、未成年者控除、障害費控除、外国税額控除、相似相続控除などがあります。贈与税額控除は、相統開始の日から遡って3年以内に贈与財産を取得している場合、以前に納付した贈与税額を控除するというものです。というのも、相続税法で「相続開始前3年以内に行われた相続人に対する、相続財産に加算して計算する」と規定しているからにほかなりません。つまり、先に贈与された財産を相続財産とみなし、二重課税を避けるために、すでに支払われた贈与税を差し引くというわけなのです。未成年者控除は、相続人が未成年である場合に受けることのできる特典で、成年に達するまで1年につき6万円の控除が行えるというものです。年数に端数があるときは、切り上げて1年としてかまいません。なお、未成年者の相続税額が控除額よりも少ないときの控除不足額は、扶養義務者の相続税額から控除されることとなります。扶養義務者が2人以上の場合は、協議によって適宜に配分して控除してもよいことになっています。障害行控除は、相続人が障碍者であるとき、70歳に達するまで1年につき6万円の控除ができるという規定です。相続人が特別障書者に該当するときは、1年につき21万円の控除ができます。
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