相続税対策を紹介
2015年5月7日「木曜日」更新の日記
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- 節税対策を講じるのも一つの手です。被相続人の孫たちを養子にして頭数を増やし、基礎控除の額を増加させるのです。現行の相続税法では、実子がいる場合は、養子1人まで、実子がいない場合は2人まで養子にして基礎控除を受けることが認められています。ところで、孫などを養子にして相続人の数を増やすというやり方は、基礎控除の額をアップさせるというだけのメリットにとどまりません。長い目で見ると、もっと大きなメリットを得ることもできるのです、すなわち、飛び越し相続というメリットです。第2次相続が発生した時点で、相続財産の何割かが次代の相続人に相続されているというものです。詳しく説明しましょう。たとえば配偶者と子ども1人のケースで、節税対策のために孫を養子にしたとします。これにより、相続人は2人から3人に増え、基礎控除額も1000万円増えることになります。次に、配偶者の他界で発生する相続に際して、飛び越し相続によって孫は再び相続人となることができます。さらには、孫の親が他界したときにも、相続人になれることはいうまでもありません。このようにして第三次相続の時点では、法定相続分で相続したとしても、祖父母が残した財産の50パーセントが孫に相続される結果となるわけです。前項では、孫などを養子にして行う相続税対策を紹介しました。では、実子と養子では、相続分の扱いはどのように違ってくるのでしょうか。
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