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建ぺい率と容積率についての決まり

2015年10月6日「火曜日」更新の日記

2015-10-06の日記のIMAGE
■敷地に対する建物、延べ床面積の割合 建物を建てる時に非常に重要なのが、「建ぺい率」と「容積率」である。 これは、都市計画区域内で防災や日照のことを考えて建物の規制をするものである。一戸建 てにかぎらず、マンション、アパート、店舗、ビルなどあらゆる建物に関係してくる。また、 用途地域ごとに定められているのでよく把握しておかなければならない。 せっかく買った土地に自分で設計した家を建てようとしたが、この規制にひっかかって思い 通りにできなかったということもある。この両者について説明すると次の通りとなる。 ●建ぺい率 建ぺい率というのは、敷地に対して建物が建っている面積が どれだけかということを表わしたものである。たとえば建ぺい率60%といえば、敷地面積100%に対して建築而積60mまでの建物が建てられるということになる。これについて一番厳しいのは、第一種低層住居専用地域で、3割である。このような地域は、おもに高級住宅があり、敷地も広く、環境に気を配っている。そのことで、日照や通風、防災、隣地との距離などが最適の条件で確保される。この建ぺい率は、最近の規制緩和の動きで、その規制が緩やかになりつつある。しかし、ここで気を付けなければならないのは、道路の向きによっては、逆にマイナスになる。たとえば建ぺい率が厳しい3割の場合には、後で述べる「容積率」も厳しいので、北側の日照 の上で条件の悪い土地でも何とか日照は確保できる。ところが緩和された4割の場合では、容 積率も緩和されるので、日照は自分の家を小さくしないと、極めて条件が悪くなる。まさか、土地の1割のところに後退して家を建てるわけにもいかないので、このように建ぺい率の割合によって、家の建て方は変わってくる。

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