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『消費増税後の5兆円の補正予算は、経済対策にはならない』

2015年12月25日「金曜日」更新の日記

2015-12-25の日記のIMAGE
日本のほとんどのエコノミストは、すでに立法化された約5兆円の補正予算が、消費税率引き上げ後の景気低迷をある程度下支えしてくれると主張している。読者は意外に思われるかもしれないが、それは大間違いだ。たとえば、黒○日銀総裁は2013年‥11月5日、わが国の経済にとって財政再建は必要であり、消費増税の景気後退に対しては、「政府において各種の経済対策が講じられている」などと公言している。5兆円の経済対策が、9兆円の消費増税による消費の落ち込みをある程度相殺するとの見解だ。また、竹中平蔵氏も、9兆円の消費税の景気押し下げ効果は、5兆円の経済対策によってある程度打ち消されるため、増税後の景気後退はあったとしてもマイルドな程度にとどまるだろう、と2014年年初のある投資家向け講演会で「単純明快に」述べていた。だが、これらは明らかに誤りだ。なぜなら、今回の補正予算5兆円は、前回の補正予算10兆円に比較して5兆円も小さいからだ。実際、安倍政権は2013年はじめに、アペノミクスの第二の矢の一環として10兆円もの大型経済対策をすでに実施済みである。その中核をなす公共投資が、これから5兆円減らされるのである。決して増えるのではない。もちろん、ストックとしての公的資本は、今回の公共投資5兆円の追加で、前年と比較して5兆円分増える。だが、フローとしての公共投資は、5兆円分減額されることになる。GDPはフローの概念だ。そして、GDPの一部を形成する公共投資、正確には、「公的資本形成」もフローの概念である。なお、ストックとフローの概念の違いは、経済学部の学生なら1年生から叩き込まれる基本概念である。この意味では日本の著名経済評論家は、学部生としても落第であるといわざるをえない。たとえばヽ次のような数値例を考えれば、よりよく理解できるかもしれない。2013年までの公共投資の長期トレントを、仮に年間15兆円と仮定しよう。アベノミクスの第二の矢で、この公共投資の「基礎部分」15兆円に、10兆円の補正予算が追加されて、これまでは25兆円に増えていたとする。そして2014年初めに成立した5兆円の補正予算は、前年度の公共投資額25兆円に対して追加されるのではない。あくまで公共投資の「基礎部分」15兆円に対して、5兆円の補正予算が追加されて20兆円になる。さて、前回と今回の補正予算後の、「基礎部分」に当たる通常予算を含んだ総合的な公共投資額はどうなっただろうか?明らかに、2013年度は25兆円の公共投資額だが、2014年度は20兆円にすぎない。こうして、2014年度の公共投資は、差し引き約5兆円分も大きく減少することが容易に理解できるだろう。ちなみに、「日本経済新聞」は、2014年度の公共投資が3兆円程度減るとの小さな記事(2013年12月25日付)を掲載していることを紹介しておきたい。だが、そのような小さな記事に、どれだけの読者が、ましてやどれだけの国民が気づくだろうか。結局、2014年度には、家計の可処分所得が9兆円分減少し、少なくとも3兆円程度の公共投資が減額され、合わせて12兆円以上というマイナスの総需要ショックが日本経済を襲うことになる。つまり、約487兆円の名目GDP水準(日本経済の規模)に対して、2・5%もの下押し(収縮)圧力がのしかかるのである。しかも、既述のように、家計の消費行動に関するライフサイクル論にもとづけば、たった1年分の家計の可処分所得の落ち込みだけしか考慮していない9兆円の消費抑制効果は、きわめて過小評価である可能性が大なのだ。つまり、消費税率引き上げ後のマイナスの総需要ショックは12兆円(=9兆円+3兆円)では足りず、それにプラス・アルファを足し合わせる必要があるということだ。さらに、このプラス・アルファ部分は、すでに指摘したように将来の見通しを考慮すればするほど、またデフレが悪化すればするほど大きくなる可能性がある。黒○日銀総裁は、これだけ大きな負の総需要ショックを、金融緩和策だけで相殺できるのだろうか?それは不可能に近いというべきだろう。

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