『第三次産業に最適な「クリエイティブな街」とは？』
2016年2月1日「月曜日」更新の日記
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- 第三次産業にとって必要なのは、アイデアのような「無形のもの」が育まれやすい創造的で自由な環境である。劣悪な環境下では、決して第三次産業は開花しない。 例えば騒音や大気汚染、空腹を満たす程度の貧しい食事しか提供できないレストラン、文化的な交流場所が何もない、といったような都市環境では、第三次産業は育つことができないのだ。 第三次産業にとって、理想の環境条件が備わっているクリエイティブな街が「東京」である。例えば、四季折々の風情があり、「ミシュランガイド」で本場パリを上回る数の3つ星レストランがあるグルメな街でもある。 レストランだけではない。百貨店のデパ地下に行けば旬の食材をふんだんに取り入れた弁当が並んでいる。日本の伝統美と近未来的デザインを融合させた東京の新名所「東京スカイツリー」に象徴されるように、東京は古いものと新しいものが融合し、常に変化しているエキサイティングな街でもある。 東京に来た外国人は、「なんてクリエイティブで、クールな街なんだ」と感嘆する。だが、日本人には当たり前の光景なので、その良さになかなか気づかないものだ。 例えば、新幹線で地方に出張する際、東京駅に行くと地下のグルメコーナーには、色とりどりの弁当が所せましと並んでいる。あまりに種類が多すぎて、選ぶのに苦労するくらいである。これを当たり前と思っている人も多いだろう。 ところが欧米の主要な駅に行っても、相も変わらずピザ、ハンバーガー、コーヒーショップ程度しかない。駅の様子にまったく進化がみられず、クリエイティブのかけらもないのだ。 東京は空気がきれいで環境が良く、おいしくて安全な食を提供できる。また「人」についても、諸外国とは段違いである。店舗の従業員はどこも親切で丁寧な対応をしてくれるので、東京でサービスを受けていてストレスを感じることはかなり少ない。 これが欧米になると、就業時間を少しでも過ぎればいくら店舗にお客が並んでいても対応しないとか、お客が何か尋ねても担当以外のことはまったく取り合わない、といった具合なのでかなりストレスが溜まる。海外出張や海外旅行をした方々には、そのような経験をしたことがおありだろう。 我々日本人からすれば、日本で行われているサービスは当たり前のことである。だが、日本で普通と考えられていることのほとんどは、世界最高のレベルのことなのだ。外国人観光客が、日本人スタッフの丁寧な作法に感激したといった話をよく聞くが、それは、日本人が厳しい環境下で、日々切磋琢磨している結果なのである。まさに、2020年夏季オリンピック開催都市を東京に引き寄せたと言っても過言ではないスピーチ中にあった「お・も・て・な・し」の世界なのである。
お寺いっぱい観音寺周辺
香川で有名な名所がいくつもある、観音寺近辺。
名所がいっぱいです。ちなみに、長い長い階段を上るとたどり着く、
金刀比羅宮という神社も有名です。
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