『世界の最先端を行く「日本モデル」』
2016年2月8日「月曜日」更新の日記
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- 少し先の未来の日本の姿を思い浮かべてみよう。 岩田規久男日銀副総裁の悲願であった世界標準の金融緩和によって、日本はデフレ地獄から脱却し、名目GDP成長率は３％以上をコンスタントに叩き出している。そして、藤井聡内閣官房参与が指揮した「国土強靭化基本法」が施行され、大地震が起きても耐えることができるインフラが構築され、強靭化された日本が完成している。 2020年には夏季オリンピックが東京で行われ、湾岸エリアにはその主な競技場が集結している。オリンピック後には、その競技場施設が民間に開放されている。東日本大震災直後には最も敬遠されていた湾岸エリアは、都心にも近く、海辺の景観も評価され、人気のマンションスポットとなっている。 羽田空港エリアではカジノが解禁され、統合型リソートとして、ホテルやコンベンションセンターなどが立ち並び、大人の社交場になっている。羽田空港の国際化が進展し、海外からの来訪者数も大幅に増加、日本はアジア屈指の観光立国として君臨してる。 政府からの無利子融資によって、リニア中央新幹線は予定よりも早く完成しており、オフィスの中心軸が丸の内から品川エリアへ移動している。 その丸の内は今ではクリエイターが集う街になっており、ホップカルチャーの発信地になっている。品川エリアはオフィスビル、ホテル、ショッピングセンター、マンションも完成し、品川は今の丸の内と渋谷が合体したような活気あふれるエリアになっている。 2015年に開通した北陸新幹線とメタンバイトレート発見で、BCP（事業継続計画）対応としての日本海側の評価が高まっている。そして、各社の主要工場が太平洋ベト地帯から日本海側に分散化され、金沢市や富山市が昭和初期と同じような賑わいを取り戻している。 デフレから完全に脱却した日本は、かつて「アジアの成長を取り込む」と言っていたことを、「あの当時はバカだったね」と回顧している。 海外シフトを進めた一部企業は、アジア諸国の経済低迷で再び、日本回帰を模索している。日本においては出生率も上昇し、長寿国である日本は世界から賞賛されている。日本の国民皆保険制度などの優れたシステムは「日本モデル」と呼ばれ、日本は少子高齢化の問題を抱えているアジア諸国を指導する立場になっている。 考えただけでも、わくわくする未来が待っているではないか。
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