高専賃の開設―届出･申請
2016年4月20日「水曜日」更新の日記
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- ●届出･申請 高専賃を開設する際は「届出」と「申請」が必要な場合があります。ま ずはこの「届出」と「申請」の違いについて簡単にご説明しましょう。 「届出」とは、法令で定められている特定の行為について、一定の事項 をあらかじめ行政官庁へ通知することをいいます。よって、行政官庁の判 断はなく、必要な要件や書類を満たしていれば行政官庁に提出した時点で 完了します。 一方「申請」は、法令で一般的に禁止されている行為について、特定の場合に限ってその禁止を解除するための認可・許可などを願い出ることを いいます。よって、申請を受けた行政官庁の判断により「認可」されたり ｢不認可」になる可能性もあります。 この点に留意しながら、高専賃の開設に必要な届出・申請についてみて いきましょう。 ●開設にあたっての手順 高専賃･適合高専賃を開設しようとする場合、所定の書式を記入のうえ、 各都道府県の住宅関連部局に届出を行う必要があります（一部、都道府県 が委託する財団法人等に届出をする場合もあるので、その際には届出先の 確認が必要となります)。ただし、適合高専賃を開設しようとする場合に は、竣工後、建築物の要件が適合高専賃の要件を満たさないことがないよ うに、事前相談をすることが求められます。 適合高専賃が特定施設入居者生活介誰事業者として、介護報酬を得て介 護サービスを提供しようとする場合には、まず建設予定地の市区町村との 事前相談が必要です。ここで計画の概要を説明したうえで、次に各都道府県に事前相談をします。事前相談を受けた都道府県は市区町村との間で調 整を行い、事業者に通知を出します。 本調整においては、事業者指定権限のある都道府県に最終決定権がある ため、意見が食い違った場合には都道府県の意見が反映されることになり ます。しかし市区町村と円滑な関係を保つことは、入居する高齢者の生活 を守るうえでも絶対に必要なので、初期に行われる市区町村との事前相談 の中であまりよい結果が出ない場合（または開設に対して否定的な見解が あった場合）は、建設予定地の変更等を含め、再検討することも必要です。 都道府県からの認可が下りた後に、工事着工となります。 事業開始の約3か月前に特定施設入居者生活介護事業者としての申請を 行います。特定施設入居者生活介護事業者の指定申請には、実際にそこで サービスを提供する具体的な施設長の経歴等が必要となります。この時期にはマ ンパワーの確保をしておかなくてはなりません。 その後、建物の完成後（おおむね事業開始1か月前）に都道府県による 高専賃 立ち入り調査が入り、認可されると特定施設入居者生活介護事業者番号が 与えられます。この番号発行は毎月1日に行われ、事業開始日ともなりま す（なお、これらに関しては東京都の届出・申請を参考にしています。実 際の届出・申請は各都道府県で異なる場合がありますので、詳細について は、必ず事前に開設予定地の都道府県にお問い合わせください)。
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