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住宅を建てる仕組みを、やはり今の世に合わせていかなければならない

2016年5月6日「金曜日」更新の日記

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現実にはなかなかうまくはいきません。職人さんは、施主とうまくコミュニケーションすることができない場合が多いため、どうしても誤解を生じます。これは社会全体の仕組みや考え方が近代化したことの結果です。住宅を建てる仕組みを、やはり今の世に合わせていかなければならないのです。  現在の仕組みとは、請負契約をして工事を進めるやり方です。ところが、今までの形は、実質的に仮の契約をして、だいたいの形で工事をしていきながら、追加でものごとを決めていくというやり方です。これを、事前に設計・仕様の細部をきちんと決めて、その内容を実現する、という本来の請負契約の形を実現する方向に変えていく必要があります。   きちんとした請負契約を結ぶ過程で、消費者は、シロウトなりに要求を伝え、専門家である供給者は消費者にわかるように設計、仕様の内容を説明し、納得してもらわなければなりません。青写真で説明するのですから、なかなか難しいのですが、最近は立体的なCG(コンピュータ・グラフィックス)などが発達して、簡単に図而を完成した家の絵として見ることができるようになっています。  こうした道具を使って、できる限り事前に細部まで決めること。これができれば、専門家が見ておかしな家であれば、事前に施主と協議して改善することが可能になります。また、決めていなかったことで両者が不信を持つこともなくなり ます。

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