へやみけ

トップ > 平成28年12月> 14日

電気容量アップ

2016年12月14日「水曜日」更新の日記

2016-12-14の日記のIMAGE
近年分譲されたマンションでは、電気の受電容量も十分なゆとりをもって設備されている。ただし、古いマンションでは電気容量が不足するために、エアコンや電子レンジが十分に使えないことがめずらしくない。そこで、受電容量の増量をはかる場合の注意点を整理する。最近は公逆の地下共同溝に電線を配線して、電柱のない街づくりや団地づくりがすすめられているが、一般には、電気は電柱の架空配線から、それぞれのマンションに供給される。ただし、その供給方法は建物の規模や店舗など住居以外の施設の有無によって異なる。 【交換費用が大幅に低下】エレベーターの寿命は、おおむね三五年前後とされてきた。現に、三〇年を超えて十分に使用されているものはけっしてめずらしくない。ただし、マンションでは思いのほか更新の時期が早く、二五年前後でとりかえる例が目立ってきた。いたずらや、傘からの水しずく、それに都心型のマンションに多い排尿による床のさびなどが、エレベーターの寿命を縮めている。いたずらや排尿は防犯カメラの設置で確実に防止できるが、傘や台車のもちこみによる傷みはなかなか解消できない。また、一般に、マンションのエレベーターは速度が遅く、着床時のドスンとした感触も気になる。古くなってくると着床のずれが頻繁におこる場合もある。これらのことが重なって、マンションではエレベーターの交換が早くなっているようである。交換には従来、一基あたり二千数百万円を要するといわれてきた。ただし、これはメーカーの言い値で、最近、中堅メーカーが一〇〇〇万円前後の価格で交換を実行していることから、大手メーカーの製品でも大幅な値引きがおこなわれている。もっとも、新築時にはゼネコンの管理下に、厳しい価格調整がおこなわれていることを考えると、とうぜんのことともいえる。交換にあたっては、インバーター制御方式にして、昇降・着床を安定させ、非常着床装置なども装備したい。なお、とりかえの際は高齢者にたいする配慮も忘れてはならない。横浜の南永田住宅では、一基しかエレベーターがない棟の階段に、工事に先立って手すりをとりつけている。

このページの先頭へ