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若い人の給与で手が届く物件には限界がある

2017年3月22日「水曜日」更新の日記

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 今の30歳前後の人には聞き馴染みがないかもしれませんが、不動産業界には「一次取得者」という言葉があります。これは、住宅をはじめて購入する人のことで、新築、中古を問わず、人生で最初の家を手に入れた人のことを指します。「一次」があるということは、二次もあります。これは、最初に買った家を手放すなどして2軒目を買う人のことです。実は、何十年もさかのぼることなく、ひと昔前を振り返れば「三次取得者」も多くいました。一生のうちに家を3回買う人が、決して珍しくなかったのです。今の経済状況などを踏まえれば想像しにくいことかもしれませんが、当時は土地や物件の価格が右肩上がりでしたので、1軒目を売ったお金で2軒目、2軒目を売ったお金で3軒目を買うといったことが可能だったのです。同時に、当時は定期昇格・昇給によって給与も伸びていましたので、買い替えるごとによい家に住むこともできました。時代は変わって、今はどうでしょうか。一次取得者の年齢は、ひと昔前よりも下がっています。つまり、若い人が家を持てるような時代になりました。これは一見、喜ばしいことのように見えるかもしれません。しかし、若いころに買える物件はどうしても限られます。若いほど給料が安く、貯蓄額も少ないためです。おそらく、場所や広さも含めて質という点では妥協しなければならない点が出てくるでしょう。現在では、住宅価格の3割を頭金として用意しなければ住宅ローンが組めなかったころと比べれば、気軽に家が持てるようになりました。しかし、「気軽に持てる」ことと「気に入った家が持てる」こととは別の話なのです。また、かつてのように土地や物件の価格が上がるか、少なくとも下がらない時代であれば、売却して、さらによい物件、もっと便利な場所に家を買い替えることができました。―軒目を売ったお金で2軒目、2軒目を売ったお金で3軒目を買うといったことが昔は可能だったのです。家は注文住宅を3回建てて、ようやく満足のいくものができると言われます。しかし今後は、これまでにも触れている通り、土地や物件の価格が上がらないと予想されています。そのため、妥協して買った家に老後までずっと住み続けることになります。少なくとも、その可能性はひと昔前と比べて大きくなっています。若いうちに家を買おうと考えている人は、この点にも注意が必要でしょう。では、理想的な家を買うためにはどうすればよいのでしょうか。仮に30代のときよりも40代のときのほうが、給与が増え、貯蓄も増えるならば、理想の家が買える可能性も高くなるでしょう。しかし、給与と貯蓄が順調に増えるなら、40代よりも50代、50代よりも60代まで待つほうが、さらに理想的な家が買えます。つまり、若いうちに買うならどこかを妥協しなければならず、妥協したくないなら若いうちには買えないということです。なかには、年齢が高くなっても給与が増えず、貯蓄も増えず、退職金にも期待できないという人もいるでしょう。この場合、年齢が上がっても買える家のレベルは同じです。むしろ、ローン返済できる期間が短くなるため、手が届く家の価格が下がり、理想から遠ざかることが考えられます。このような現状を踏まえると、選択肢は3点に絞ることができるでしょう。1点目は、「この家に一生住む」「妥協点があってもしょうがない」という覚悟を持って若いうちに家を買うという選択肢です。ただし、その際には、妥協した点を老後までの長期間に渡って、我慢していかなければならないリスクを受け入れなければなりません。老後になってから「もしかしたら買い急いだのでは?」といった後悔する可能性もあらかじめ覚悟しておく必要があるでしょう。2点目は、給与や貯蓄が増えなくなるリタイア時期に家を買うという選択肢ですoこの場合、リタイア問近では長期の住宅ローンが組めませんので、一括で買えるくらいの十分な貯蓄が必要です。また、60歳のときと70歳のときでは、理想の住まいの条件は変わるかもしれません。3点目は、「借りる」という選択です。この場合、「大きな買い物をした」という満足感は得られませんが、「買って後悔する」ことはありません。また、質や設備を妥協しなければならない可能性も、買う場合に比べて小さくなります。妥協が少ない分だけ、豊かに暮らすことができます。「家を買う」ことによる満足感よりも、「豊かに暮らすこと」が大切だという人にとっては、借りるという選択がもっとも向いているといえるでしょう。

憧れ

今日は親戚の叔父さんのおうちに遊びにきています。おじさんちは東京にあります。僕は田舎に住んでいるので、東京の街は刺激的です。叔父さんの家からはスカイツリーが見えます。僕は大興奮です!!叔父さんちから、少し歩くと門前仲町レジデンスという建物が見えてきます。この建物の1階にある、和菓子屋さんのたい焼きが、僕は大好きです。昔懐かしい味がします。父さんは学生の頃、叔父さんの家でお世話になったそうです。僕ももうすぐ大学受験!東京の大学を受験します!!

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