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2世帯でシェアしてお得生活へ

2017年8月4日「金曜日」更新の日記

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親世帯と子世帯のほどよい距離を考えるにあたっては、玄関やキッチン、浴室など住宅スペースの共有に限らず、その考える範囲を生活全般に広げ てみてはどうでしょう。  例えば、自動車について考えてみましょう。1000ccの小型車なら購入価格が約100万円、維持費がモデルケースで年間約50万円かかりますが、親世帯と子世帯でシェアすれば購入費は50万円、年間維持費もなんと25万円ですんでしまいます。  もともと子世代は、シェアに対して寛容な傾向があります。ある調査では30代や40代の女性を中心に、物を所有するか借りるかにこだわらず、経済的なメリットを優先して行動を選択する考え方が主流になってきています。何でも所有するより、必要なときに必要なものを借りたりして使う生活のほうがむしろスマートだと感じているのです。  シェアというスタイルを住まいのスペースだけでなく、所有物や時間、さらには経験にも広げていくことが、ほど良い距離を楽しむことにつながるはずです。 2世帯交居で人と社会のつながりを受け継ごう  人と人のつながりは、家族の間だけのものではありません。地域全体で子ども達を見守り育てる街には、祭りや運動会などのイベントが活発に行われることで、世代や立場を超えて笑顔の輪が広がるでしょう。そうした人のつながりが、街の美観や雰囲気までも変えていくはずです。  2世帯住宅は親子で暮らすためだけではなく、趣味の集いの場や週末店舗などにして、街とつながることもよいでしょう。どちらかの世帯だけになれば、賃貸経営という手段もあります。たとえば、昔の大家さんと住人みたいに日頃からつきあいのあるシェア(ウスのような賃貸であれば、交流の楽しさと収入のどちらも得ることができます。  いつの時代も、何か新しいチャレンジやみんなが楽しくなる出来事は、人と人のつながりから生まれました。これからの時代の新たな「つながり」は、同じ街に住む人どうしだけではなく、さらに世代を超えて受け継いでいきたいものです。

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