若い世代も近所づきあいしたい
2017年8月6日「日曜日」更新の日記
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- インターネットなどバーチャルな世界が広がるにつれ、一方で若い世代にはリアルなつながりを求める気持ちが強くもなってきています。 たとえば仕事を選ぶ際、遠くの大都会の有名企業ではなく、地元で特徴のある仕事がしたいという若者も増えています。内閣府が2007年に行った18～24歳の青少年を対象とする調査で、「いま住む地域に永住したい」と答えた人は43％と、1998年の調査から10ポイント近く増えました。 ただ、若い世代のご近所づきあいはまだまだ未熟。同じく内閣府が2012年に実施した世論調査では、現在住んでいる地域でのつきあいの 程度に関して、「よくつきあっている」「ある程度つきあっている」と答えた人が全世代で69％なのに対し、30代は51％、20代で39％にとどまります。とはいえ、「地域でのつきあいは必要ない」と考える人の割合は、30代で0.6％、20代でもたったの1.2％です。今後の意識や行動次第で、大きく変わる可能性を秘めています。 リタイア後は地縁を楽しもう また、親世代にとっては、地域とのつながりは重要なポイント。なんといっても、リタイア後に10万時間を超える自由時間があるからです。 たとえば１日の睡眠時間を８時間、食事と入浴、洗面、トイレなどの時間を４時間とすると、残りの12時間が自由に使える時間といえます。この自由時間を１年に換算し、さらに60歳からの余命を25年とすると約１１万時間になるのです。実際、年代があがるほど地域とのつきあいの程度が増えていくというデータもあります。 この自由時間を使って夫婦で第２の人生を楽しむもよし、新しい趣味に没頭するもよし、なんなら新たなビジネスを立ち上げるのもいいでしょう。 地域や身近なところで自分を生かす方法を模索することは、確かな生きがいにつながります。 いつまでも健康で前向きに生活するシニアが増えれば、一緒に暮らす家族はもちろん、地域やさらには日本全体にも元気を与えることでしょう。
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