暖房器具を長もちさせるには。
2017年8月14日「月曜日」更新の日記
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- ＜ホコリと汚れをよくとること、乾電池の入れっぱなしは禁物＞ 冬の間使った暖房器具の手入れと片付け方を考えましょう。まずホコリをよく取り、乾いた布で全体をふきます。前面のグリルなど、はずせるものは全部はずして汚れを落とします。特に反射板の汚れは、やわらかい布にぬるま湯で薄めた洗剤液をしみこませ、きれいにふき取り、乾いた布でよくみがいておきます。ベンジンやシンナーは、器具を傷めるので使わないことです。少量のミシン油でふいておくと、サビも防げます。故障があったら、修理しておきましょう。特にコードやゴム管は点検し、惜しまずに新品と取り替えておきます。自動点火装置に電池使用のものは、乾電池を必ず取り除いて下さい。入れたままにしておくと、漏液して器具を傷めます。機器は段ボール箱に入れて、なるべく乾燥した所に保管します。温風暖房機は、エアフィルターのホコリを掃除機で吸い取り、汚れのひどい場合は、ぬるま湯につけて静かに洗います。外装も洗剤液をしみこませた布で汚れを落とし、コンセントから電源コードを抜き、殷殷したまま、動かさずにカバーをかけておきます。どうしても取りはずして収納する場合は、箱に入れて乾いた場所に保管しますが、ガス式の吸排気アタッチメントはそのままにします。なお取りはずした場合、来シーズンの取付けは専門家に頼み、危険のないよう注意して下さい。石油ストーブは、タンク内の油を完全に抜き取り、きれいな白灯油で洗い、よく乾燥させます。水分があるとサビのもとになります。部分（シン、燃焼筒、送油管）は取りはずし、よく掃除し、乾燥させて新聞紙などに包み、本体と別にしておき、傷んでいるものは新しいものと交換しておきましょう。最近のガスストーブは、赤外線ストーブがほとんどで、スケルトン（陶製の燃焼体）に炎をあてる方式は姿を消しています。スケリトンや赤外線発生器具の破損は危険ですから、シーズンの終わりに、タテーヨコの寸法をメモして買い求めておきましょう。ゴム管は、硬くなったりベタベタしていたり、ひび割れができるなど老化したものは危険です。特に、ガス栓口と器具栓口のところが傷みやすいのでカットしておきます。 『消火器～機能と使い方』＜自分で火災を防ぐには①、家庭用消火器は初期消火に絶大な効果手近で湿気のないところに＞火は私たちの想像以上に速いスピードで燃え広がります。最初の一分、初期消火が大切です。住まいを火災から守るため、消火器について考えてみましょう。火災には次の三種類があります。木材や紙などが燃える普通の火災（一般にＡ火災）、石油類の火災は油火災（Ｂ火災）、電気設備のショートなどによる火災は電気火災（Ｃ火災）。そして消火器のプレートには感応火災の表示が色分けしてあります。最近はほとんどが粉末消火器ですが、以前にアワ消火器がありました。アワ消火器は重炭酸ソーダ水溶液と硫酸アルミニウム水溶液の混合で、ノズル（噴出口）からアワが噴出されるもので、消火時間、放射距離は粉末より優れていますが消火能力はほぼ同じです。 ただ点検が年一回（粉末は三年に一回）必要です。水溶液ですから、水が腐ったり容器が傷みやすいためです。そして電気によるＣ火災には適応しないなどの欠点からあまり生産されず、一般住宅には不向きなようです。粉末消火器はリン酸二水素アンモニウムを主成分とし、一〇〇メッシュ以上の微粒子（一インチ平方に縦横一〇〇本の極細の針金を通し、その網目を通り得るほどの微粒子）で、粉末表面には吸湿を防ぐため、特殊シリコンで処理されている粉末が入っています。レバーを握ると、加圧液化ガスが容器内の粉末消火剤をカクハンしてノズルから噴出されるのです。消火器は薬剤重量一㎏、放射時間一二秒のものからあります。一般住宅で使うなら、薬剤重量一・二㎏、放射時間二二秒、総重量三・二㎏のものが手ごろのようです。消火器は火の元より少し離し、湿気のない、目につきやすく、取り出しやすい所に置くことです。できれば床より八〇㎝以上、一ｍ五〇㎝以下のところの壁に取り付けたいものです。さらに、火の元に近い所に取り付けるといざというときにとりにくくなります。棚におくときは日常、倒れないような工夫をしておきましょう。火災がおきたらあわてずに消火器を火元まで運び、ノズルホースを炎に向け、安全ピンを抜き、レバーを握ります。あわててピンを抜き、レバーを握ったため、火元についたら消火剤が全部出てしまった例もあります。一度レバーを握ると、途中で止められないことを家族によく知らせておきましょう。
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