家の丈夫さは土地でも決まる
2017年9月26日「火曜日」更新の日記
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- さて、家を建てる際は、ちょっとやそっとの地震ではビクともしない強度は必ずほしいものです。でもそのとき、土地の丈夫さは視野に入っているでしょうか？ 東日本大震災でも1995年に起きた阪神大震災でも、建物の倒壊で壊滅的な被害にあったのは、地盤が弱く補強もされていない地域でした。 私の地元は兵庫県ですが、阪神大震災のときは、「ここはめちゃくちゃに家が壊れているのに、道一本隔てただけであっち側は大丈夫や」という地域がありました。本当に道一本隔てただけで、被害が全然違うのです。 東日本大震災でも、地盤によって被害にだいぶ差が出たと聞きます。 家を丈夫にしたいなら、建物の耐震性だけでなく、こうしたことも視野に入れて考えたほうがいいでしょう。 まず、避けたほうがいいのは、埋め立て地です。東日本大震災では、千葉の液状化が問題になりましたが、埋め立て地は地盤がまだ固く締まっていないことが多いため、地震によって液状化現象が起こりやすいのです。 こうした地域は地盤補強をしたとしても厄介です。家自体は基礎をきちんとすることである程度は守れるのですが、外部にある配管や水道管などはどうしようもありません。 また、家はそのまま建っていたとしても、道路や駐車場などは液状化によって土地の高さが下がったりしますし、古い建物や補強がきちんとされていない建物は倒壊する恐れもありますから、やはり危険です。 すべての埋め立て地が100パーセント危ないわけではありませんが、リスクを回避するのに越したことはないでしょう。 行政によっては液状化マップを公開しているところもあるので、土地購入の際は一度、確認してみることをおすすめします。
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