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注文住宅のメリット・デメリット

2017年12月5日「火曜日」更新の日記

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 注文住宅は、建物の設計と施工を、業者に発注して建てる住宅です。設計や施工を請け負う業者は、住宅メーカー、工務店、設計事務所(設計のみ)など。設計と施工を別々の業者に依頼する「設計施工分離方式」と、同じ業者に依頼する「設計施工一括方式」がありますが、いずれにしても原則として「設計契約」と「工事請負契約」を結んで計画を進めていきます。  注文住宅の最大のメリットは、施主の描いたイメージをもとに、細部までこだわりを取り入れ、個性的な住宅を実現できるということです。  もちろん、予算や法規制などの条件は解決しなければなりませんし、プレファブ化の進んだ住宅メーカーなどの場合は、少なからず制約もあります。それでも、基本的に注文住宅の間取りはIから自由に計画できます。工事も、自分の目で確認しながら進みますので、何か不都合があれば、その都度対応できるというメリットもあります。  ただ、施主として、間取りに関する基礎知識を身につけておかないと、せっかくのメリットもうまく使いこなせません。設計者にすべて任せるのでなく、自分が主導権を持って間取りを作るという意識を持つことが大切です。  一方で、予算の把握という面から見ると、注文住宅の場合は建物而積や仕様、設備機器のグレードによって建築費が大きく変動します。このため、設計が終わって施工業者の最終見積りが出てみないと、正確な予算が確定できないのが、難点と言えるでしょう。  対策として、設計途中で一度見積りを取ってみるという方法があります。その上で、仕様の変更などを加えながら、予算の範囲内におさめるように設計を進めていくわけです。こうすれば、多少見積り金額がオーバーしても、大きな変更なしで調整ができるはずです。  ただ、施主としては、計画が進めば進むほど、具体的なイメージが湧いてきますので、追加や変更をしたい箇所が出てきます。設計者はこれを聞いて図面に盛り込んでいくわけですが、大切なことは、追加や変更の都度、増減費用がどの程度なのか確認しておくということです。  施主が、こういった作業を地道にすることで、業者の側も、常に予算内で計画するという意識を持って設計するようになります。結果として、最終見積り金額と予算には大きな差は出てこないでしょう。

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