へやみけ

トップ > 平成30年5月> 10日

集合住宅のバス&トイレのリフォーム

2018年5月10日「木曜日」更新の日記

2018-05-10の日記のIMAGE
 古くなった集合住宅では、サニタリー・セクションの水まわりに多くの不満をかかえていることが少なくありません。  バスやトイレをリフォームする前に、自宅の現在の形を確認してみる必要があります。  一般的にアスファルト防水・モルタル塗りの上に、タイルを張ったり、すのこを敷いた洗い場があり、その上に床置き型の浴槽とバランス釜がおいてあるタイプがふつうです。または、追いだきができない給湯方式(蛇口から湯水が出る)の浴槽があります。  防水層が老朽化すると漏水のおそれがあるため、ユニットバスに替える方法があります。ユニットバスは、床から浴槽が一体化されているため、水もれがなく、タイルのひび割れなどのトラブルが少なく、メンテナンスが楽です。  ユニットバスの耐用年数は、いまのところ15~20年といわれています。初めて売り出されたころは、その簡便さが歓迎されて、われもわれもという感じだったのですが、そろそろ買い替えの時期がきているかもしれません。  取り替えはかなりたいへんで、大きいものなので搬入のさいに、壁などをこわさなければならないこともあります。  しかし、古くなったユニットバスは、粗大ゴミになることを考えると、心が痛みます。便利さや価格が手ごろであるため、いまの時点ではユニッ トバスを使わざるをえないのですが・・・。  バランス釜つきの浴槽を、ガス給湯器と浴槽が一体化したものに替えると、浴槽が20センチくらい大きくできます。バランス釜がなくなるぶん、広くてすっきりします。小さな子どもがいる家庭なら、これまでお母さんと子ども1人がはいればせいいっぱいだったものが、2人の子どもとはいれるようになります。  構造によっては、蛇口からお湯を入れるだけの給湯方式から、追いだき機能つきに替えることができます。たしかに家族が多かったり、入浴時間がまちまちだと、そのたびに差し湯をしなければならず、もったいないことです。追いだき機能があれば経済的に便利です。  しかし、追いだき機能つき給湯器の設置場所によっては、配管工事のために床をはがすなどの大工事になるため、建物の構造上、集合住宅では不可能な場合もあります。  集合住宅でもバランス釜の場合は、浴槽と一体化した追いだき機能つき給湯器に替えればいいので、かんたんです。  トイレのリフォームでは、カラフルで美しい形の便器のなかから、どれでも選べるか、というとそうではなく、排水口との位置関係で、排水口にあう便器しか使用できないので要注意です。  用をたしたあと、温水でおしりを洗う洗浄暖房便座が急速に普及しています。この便座は、洋式水洗便器のほとんどに取りつけられます。取りつけには水道工事と、便器専用のコンセントとアースを設置するための電気工事が必要です。  温水洗浄のほかに、温風、暖房便座など多機能が盛りこまれていますが、多機能ほど故障が多くなることもあり、価格も高くなります。温水と暖房便座の機能くらいで、いいのではないでしょうか。

このページの先頭へ