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いい不動産会社よりいい仕事

2018年6月17日「日曜日」更新の日記

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学生は就職にあたり、その時代で一番陽が当たり、かっこいい業界へ行きたがります。ところが、ひとつの産業は、だいたい三十年で没落します。戦後、エリート学生は、その時代その時代の花形産業、例えば石炭であり、映画、繊維、鉄鋼などの会社へ、先を争って就職していきました。入社したときが、その産業のピークで、いざ働き盛りになったときには、構造不況業種になっているという具合です。一流大学を出て、一流会社に入ったのに、定年のときに、こんなはずではなかったということにもなりかねません。選んだ不動産会社や業界が、将来どうなるかなどというのは、人間の知恵では到底計りきれないことであります。であるならば、自分の好きな仕事を優先基準において就職すべきです。ところが、これが結構むずかしい。今のような厳しい就職戦線だと、まず狙った会社に入れるかどうかがわからない。入ったとしても好きな職種につかせてもらえるかどうかがわからない。第一、自分にとって好きな職種とは、そもそも何なのかがわからない。自分はいったい何がしたいのかがさっぱりわからない…というのが現状ではないでしょうか。ならば、自分に与えられた仕事を好きになる工夫をしてみる、これが一番手っとり早い方法かもしれません。好きこそ物の上手なれです。人生の大原則かもしれません。

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