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不動産業者の営業マン

2018年6月22日「金曜日」更新の日記

2018-06-22の日記のIMAGE
「やっぱ営業マンっておっかないんですよ。向こうはプロだし、言うことをハイハイ聞いてたら、いつの間にか買わされちゃうような気がして…」(Tさん・34歳・カメラマン)たしかに不動産業者の営業マンには、なんとなくそんなイメージがある。でも、たとえば洋服を買うとき、店員に相談はするけど、最後に決めるのは自分だよね。要はこういう当たり前のことを当たり前にやればいいのだ。そのためには、相手の事情を知っておかないとね。不動産業者の営業マンは大きく、マンションや開発宅地のモデルルームにいる「デベロッパーの営業マン」と「街の不動産屋さんの営業マン」に分かれる。ほしい家によって会う営業マンは違うけど、言わば彼らは家探しのプロ。とは言え、なかにはトーゼン使えないやつもいる。で、ダメ営業マンをてっとり早く見抜くには、名刺を見るのが一番。「宅地建物取引主任者」の肩書きがあればOK(大手デベロッパーの営業マンだと、持ってるのが当たり前ってことで書いてないケースもある)。この資格がない営業マンが相手だと、契約の手続きはこの資格を持ってる人がやることになってるから、途中で担当が変わることになる。そんなとこから、「言った!」「言わない!」の争いになりかねないのだ。しかし、この肩書き判別法でもふるい切れないダメ営業マンもいるから要注意。たとえば、いざ話をしてみると、やたらとお世辞を連発する奴がたまにいる。こんなタイプに当たったら危険。奴はお世辞で客をいい気持ちにさせて、肝心な話(中古物件につきもののキズとかね)を後回しにしようとしてるのだ。アンタ、失格!と言えるくらいアナタがずぶとければいいけど、じゃなかったら本書と首っ引きで話をどんどんシメていくこと!実りある交渉のためのもうひとつの鉄則は家を探すタイミング。家探しにもハイシーズンとオフシーズンがあるのを知ってるかな。おススメなのが8月と12月。誰も真夏の炎天下や師走の忙しい盛りに、物件探しなんてしたくない。そこが狙い目で、お客が少ないぶんアナタの希望をしっかり聞いてくれるし、物件の動きも少ないからじっくりと選べる。反対にナンとしても避けたいのがモデルルームが大にぎわいのGW。この時期だけで、年間の半分の売り上げを稼ぐ業者もあるっていうからね。物件の動きが激しいので、せかされるままに買ってあとで泣きを見たり、図面1枚FAXでもらうのに何日も待たされることだってある。どうしてもこの時期しかダメってことなら、なるべくスケジュールに余裕を持っておくこと。

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