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耐震性は地盤も大事

2018年7月6日「金曜日」更新の日記

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加えて、不動産の形状がシンプルだとメンテナンスしやすいというメリッ卜も大きいのです。必ずチェックしたい「地盤」マンションの建物は、「耐震」「免震」「制振」の3つの方法で耐震性を確保しているという話は先にしました。でも、耐震性は建物の工法だけでは決まりません。もっと重要なポイントがあります。それは「地盤」です。設計図書の「構造図面」にある、「ボーリングデータ」を確認してみましょう。「ボーリングデータ」とは、専門の調査会社が支持層(マンションを建てる地盤となる固い地層)が地下何メートルにあるかを調べて、その調査結果と対策について記載したものです。マンションのように一定規模以上の不動産の基礎は、「良好な地盤」に達していなければならないと、建築基準法で定められています。「良好な地盤」とは、「N値(地盤の固さ)50以上」あるものを指しています。これが「ボーリングデータ」を表すグラフです。グラフの縦の値は「地層の深さ」、横の値は「N値」を示しています。「N値」50以上の地層が地下何メートルのところにあるのか、チェックしてみましょう。支持層があまり深くない位置で、「N値」にばらつきがないものがよい地盤といえます。ただし、支持層にばらつきが見られる地盤は絶対ダメ、というわけではありません。打ち込む杭の太さや本数など、その地盤に合った適切な配慮がされているかどうかが重要なのです。「ボーリングデータ」を確認しながら、不動産建設予定地の地盤の状態や支持層の深さ、それに対する配慮・対策はどうなっているのか、必ず販売担当者に確認するようにしましょう。

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