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物件の遮音性能を調べるには

2018年7月7日「土曜日」更新の日記

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必要な遮音性能はどのくらい?「重量衝撃音」はスラブの厚みだけで判断せず、「遮音等級(LH)」を確認しておく必要があります。一般的な不動産の遮音性能は、LH別が目安。じつは、LHはパンフレットにもあまり記載されていないので、その場合は販売担当者に直接確認します。「軽量衝撃音」の場合は、床の仕上げが左右します。まず仕上げ材は、カーペットやコルクなど、弾力性のある素材のほうが遮音性に優れていますが、現在の不動産ではフローリングが主流。仕上げ材がフローリングの場合は、仕上げ工法が二重床工法になっているほうが遮音性に優れています。「軽量衝撃音」の遮音等級(LL)については、パンフレットにもきちんと記載されているケースが大半です。「軽量衝撃音」の遮音性能はLL45が一般的といえるでしょう。*音の問題は、建物の構造や性能だけで考えるのには限界があります。そもそも、騒音と思うかどうかは個人的な感覚や感情が大きく左右するところでしょう。遮音性能というハード面だけではなく、ソフト面、つまり住人同士の関係性についても気をつけることで、トラブルのリスクをぐっと低いものにすることができるはずです。上下左右の部屋の家族・住人とも、自然にあいさつを交わせる間柄であれば、互いの家庭構成や各々の事情も理解できて、ある程度の音は不快に感じなかったりします。リスクヘッジとして遮音性能について確認することはもちろん大切ですが、不動産の性能にだけ頼るのではなく、自分から近隣とのコミュニケーションを心がける。それが、より快適なマンション生活を送る秘訣です。

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