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工程表を見よう

2018年7月17日「火曜日」更新の日記

2018-07-17の日記のIMAGE
マンションエ事は完全分業制です。鉄筋を打ち、コンクリートを流し込むところから、部屋が完成するまで20くらいの業者が順番に入っていきます。基本的には重ならずに入っていますが、途中でどこかの業者が間違えても、そのまま続行してしまうことが往々にしてあります。後戻りして直し、再スタートできないのが実状です。全体的にそれぞれの作業がつまっていないかどうか、工程表をよく見てみましょう。あまりに作業日が近いと、途中で間違っても直さないまま進めることになります。マンションはどこが設計・施工をするのかによって、仕上がりが大きく異なります。マンションの建設にはきめこまかな、独自のノウハウが要求されるからです。マンション設計・施工の実績の豊富なところであればそれなりの水準が期待できますが、実績に乏しい会社であれば、設計力・施工精度等は未知数です。橋やトンネルを造るのが得意な大手のゼネコンであっても、マンション建設は全く別次元の仕事だから苦手、というのはよくある話です。「名の知られた」大手施工のマンションでも、首をひねりたくなるような設計はいくらでもありますし、信じがたい施工をしている現場も実際にあります。分譲当時、即日完売で全国的に有名になった、都心のとあるタワーマンションは、入居が始まって数年たった今、周辺の音がうるさくてインターホンが役に立たない、内装が雑で水まわりのタイルがはがれてきた、そして雨漏りまでしておりその原因が特定できないなど、様々な問題に住民は悩まされています。

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