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売りと買いの引き渡しを同時決着

2018年8月3日「金曜日」更新の日記

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注意が必要なのは、ノンバンク系の融資の場合、つなぎ融資や抵当権抹消ローンの金利などの条件は、購入資金に関するローンよりやや厳しくなっている点です。 この部分は無担保で融資することになるので、金利は多少高く、返済期間も短いなどの制約があります。現在の住まいを査定に出し、買い換えを実行することを決めたら、その時点から購入物件探しに入ります。 売却と並行して購入物件探しを行い、できれば売りと買いの引き渡しを同時決着できるようにします。売り物件には買い手があり、買い物件には売り手がありますから、その同時決着はなかなか簡単なことではありませんが、同時に決着できないと余分な出費が発生するもとになります。 例えば、売りは決まったのに、買い物件が決まらないと、一時的に住まいがなくなってしまいます。買い物件が決まるまで買い手が待ってくれれば問題はありませんが、買い手にはさまざまな事情があるため、どうしても待ってくれないというケースがありますし、待ってくれるにしても、その間の相手の賃料を負担しなければならないなどの問題が発生することもあります。 そうした負担をできるだけ少なくし、スムーズに買い換えを行うためにも、同時決着が望ましいわけです。いずれにしても、買い物件が決まり、契約を済ませれば、購入ローンの実行になります。 仮に4000万円の物件を買うとすれば、3900万円までは住宅金融公庫や年金融資などの公的資金に加えてO会社のローンを利用することができます。 買い換え後は、この購入ローンと先の抵当権抹消ローンを同時に返済していくことになります。この抵当権抹消ローンを実施している金融機関は97年4月現在で3社。 このうちO会社は不動産販売との提携ローンで、ある複数の大手会社との提携になります。会社を通して売り買いを行う場合に限って利用できるという制約があります。売り、買い、といった形は原則的に認められません。売買ともに1つの仲介会社で行う必要があるわけです。このため購入物件に制約が出てきます。具体的には、その仲介会社が扱っている中古物件が中心になります。

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