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資金需要は停滞

2018年8月7日「火曜日」更新の日記

2018-08-07の日記のIMAGE
銀行にも追随の動きがあり、住宅情報誌などでも頻繁に取り上げられ、かつ大手仲介会社が積極的なキャンペーンを実施したことも手伝って、97年に入ってからこれらのローン利用者が徐々に増加しているそうです。 仲介会社サイドでもこうした抵当権抹消ローンの普及に力をいれざるを得ない事情があります。マンションにしても一戸建てにしても、ここ数年の仲介市場は停滞したまま。 その最大の要因は、バブル期からバブル崩壊期に購入した人たちが、先にみたようにその後の価格の下落によって勍くに動けなくなっていることにあります。 このため、買い換え客が急減していると同時に、仲介市場で1番人気の高い建築後10年以内の中古物件が市場に出にくくなっています。 建築後10年以内といえば、多くの場合に売却損が出て、その人たちの大半が担保割れの状態になっているからですが、この人たちを何とか動かさないことには、比較的売れ足の早い物件が市場に出てきません。魅力のある売り物件を市場に出すためにも、買い換えを促進する必要があるわけです。 市場に魅力ある物件が出て、買い手がついてこないことには、市場の立ち直りは期待できません。市場の買い手と売り手のバランスがとれてこそ、ひたすら続いている下落現象にも歯止めをかけることができるのです。

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