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抵当権抹消ローンに力を入れている理由

2018年8月8日「水曜日」更新の日記

2018-08-08の日記のIMAGE
大手仲介会社がこの抵当権抹消ローンに力を入れているのには十分な理由があるといえるでしょう。もちろん、ローンを実行する金融機関にとっても問題は切実です。 民間企業の設備投資意欲はひところに比べると回復しているとはいえ、資金需要は停滞したまま。設備投資するにしても自己資金や直接金融での資金調達が主流になっています。 この冷え込んだままの民間企業の資金需要に代わるものとして、個人需要に注目が集まっています。とりわけ、住宅ローンという個人需要の中では最も金額の大きい住宅ローン分野に熱い視線が向けられてくるのも当然のことでしょう。 しかも、民間企業への貸出しに比べると、個人、それも住宅ローンの事故率は極めて低いといわれています。最近はローン破産などが増えているとはいっても、民間企業の倒産や貸倒れに比べるとまだまだリスクは低いのです。 企業への融資に比べると金額が小さく、金融機関にとっては手間も暇もかかりますが、手間隙をかけても十分に元は取れるという判断があります。このため、H信託以降もいくつかの都市銀行で同種の抵当権抹消ローンの発売を検討しているところが少なくありません。

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