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建物の質を左右するのは、「会社」ではなく「担当者」

2018年10月5日「金曜日」更新の日記

2018-10-05の日記のIMAGE
この本は暴露本ではありません。A社は粗悪品を作っている、B社はノウハウに欠けている、といったことをメッセージすることが目的ではないのです。逆に、個人の独断と偏見で優れた会社を列記するつもりもありません。あくまで企業を見る客観的な尺度を提示したいだけです。少し業態の違う話でありますが、私はよくデベロッパー担当者に「施工会社で違いはありますか」と尋ねていたことがありました。そうするとほぼ同じ答えが返ってきました。「現場所長によります」と。デベロッパー担当者は工事の発注をするときに「現場所長はAさんでお願いします」とオファーすることが多いそうです。企業という看板に発注するのではない、「人」に発注をかけるのです。実は、マンションにおいても財閥系大手不動産企業以外(まれに財閥系大手企業でさえも一部その傾向がありますが)、つまり中小企業や不動産業界ではない大手企業全般において言えることですが、企業で判断することはあまり意味がありません。結局、そのマンションが優れているかどうかは、そのプロジェクトに携わる「人」に大きく左右されるからです。その前提は是非ご認識いただきたいと思います。 "

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