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施工業者が違うとどうなるか

2018年10月16日「火曜日」更新の日記

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建築工事を請け負った業者が、仕事をそっくり下詰け業者に出してしまうことを「丸投げ」といいます。この場合、何か問題かというと最初に請け負った業者も何らかのお金を取るので、最終的に販売価格が割高になるということ。また、周辺の同程度のマンションと価格が変わらないとしたら、材料が粗悪になる、工程に手抜きが出ることを考慮しなければなりません。大手ゼネコンの名前を出せば「受け」がよくなるという理由で使われる手ですが、契約書などにはっきり施工業者の名前が書かれていないときは怪しいと見るべきでしょう。また、土地の仕入れから建築確認取得までを行い、分譲業者に売り渡すことを仕事にしている業者を「専有卸」といいます。分譲業者にとっては面倒な仕事が減るので効率的なわけですが、業者に支払われる代金は、やはりマンションの価格に跳ね返り、多少とも高い値段がつくのが普通です。専有卸マンションであるかどうかを見抜く方法としては、建築確認申請の名義が分譲業者になっているか、土地の登記簿謄本で「甲区」(所有権を記載した項目)に書かれている名前がかなり前から分譲業者であるか、を確認してみましょう。

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