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駐車場では儲からないのか

2019年1月20日「日曜日」更新の日記

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アパート・マンションおよび駐車場では、出入りするのは基本的に契約者のみということになり、銀行振り込みによる料金の回収方法、無人やせいぜい一名程度の管理人員での営業が可能など、手軽にかつ比較的安全に土地を活用することができます。この2つを比較した場合、まず初期投資や必要経費の面では確実に駐車場に軍配が上がります。土地の形に左右されない点でも駐車場のほうが自由度は高いかもしれません。その一方で、収益性という面では明らかにアパート・マンションに軍配が上がります。立地にもよりますが、駐車場はよほど便利でない限り、他に安い場所が見つかれば簡単に解約されてしまいます。さらに、駐車場の地目は雑種地ですが、固定資産税は宅地並みに評価されるケースが多く、節税効果はほとんど期待できません。駐車場としてもっと利益を上げようと思ったら、屋根を付けたり、2階建てにしたり、機械式駐車場にするなどの投資が必要になってきます。それだけの投資を考えたら、土地の容積率いっぱいにアパートやマンションを建てたほうがはるかに効率的に利益を上げることができるでしょう。【SRC造】は別名、鉄骨鉄筋コンクリート構造ともいいます。鉄骨を鉄筋コンクリートに内蔵させた建築構造。多少小さい断面で強い骨組を造ることが可能で、粘り強さもあるので、高層建築に豊富に見られる構造となっています。S造とRC造の長所を兼ね備え、遮音性や気密性にも優れているが、施工が煩雑なこともあり工期が長くなるため、建築コストが割高となる。そうです。Aさんは次第に心を動かされました。旧知の信金支店長の助言も背中を押しました。半年間じっくり考え、ついにAさんは決断します。以来17年間F会社との2人3脚でのマンション経営が続いています。そこには、すべてを想定した入念な計算がありました。Aさんの所有するマンションは、西武鉄道本社のある所沢駅東口から徒歩6分。上層階からは駅前が一望できる至近距離にあります。築17年になりますが、3年前の大規模修繕で外壁工事を行なったため、外観はまだ真新しい。また、一歩足を踏み入れれば、隅々まで清掃が行き届いていることがひと目でわかります。日々のきめ細かい管理の賜物といえるでしょう。オーナーであるAさんは一階に住居を構え、2階から上はすべてワンルームマンションとして貸し出しています。ただし、最上階の一室だけは長男のために空けてあるといいます。東京の会社に勤める長男はめったに顔を見せませんが、この部屋を除いた残る21室は満室稼動が続いています。

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