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省ランニングコスト

2019年2月7日「木曜日」更新の日記

2019-02-07の日記のIMAGE
省ランニングコストという点からも「長期優良住宅」は、省エネルギー性能や耐久性能は相当高い水準なので、ランニングコストがあまりかからないといえるでしょう。壁や天井、床などに高性能断熱材を使用し、外気温度が室内に伝わらないようにします。暖房や冷房の効きをよくし、電気代、ガス代の節約に。暖房機やエアコンの設置台数も減ります。窓の開口部を小さくし、気密性を高めると、同様の効果があります。照明器具が使用する電力はわずかなものとはいえ、節約するに越したことはありません。しかも天井からの光は、とてもすてきです。各電力会社では電力消費の少ない深夜から朝にかけて、料金が格安になる制度を設けています。電力会社によって時間帯や料金に差がありますが、おおむね午後1時~午前7時までの時間帯で、料金は3分の1以下に。この時間帯にお湯を沸かすエコキュートはよく知られていますが、深夜電力の有効な使い方はほかにもあります。たとえば洗濯。洗濯機のタイマーをセットしておけば、寝ている間に安い電力で衣類が洗えます。起きる時間にちょうど乾燥が終わるようにしておくと便利でしょう。食器洗い機や炊飯器も深夜電力で動かせばさらにお得です。ただし、昼間の電気代は約30~40%割高になるので要注意。雨水をためておき、植物への水やり、洗車、暑い日の打ち水などに使います。水道料金は上水道の使用量に応じて下水道の料金も決まるので、水道水を節約するだけで、料金がグッと安くなります。また、タンクに貯蔵した水は、災害による断水があったときに利用価値が高まります。多くの自治体で雨水タンクの設置に補助金や助成金を出しています。「自分の家で発電し、家電を動かし、余った電力は電力会社に売れる」のですから、節約にはもってこいのシステムです。難点は設置にお金がかかることでしたが、国や自治体からの補助が得られるようになりました。平成21年H月1日より余剰電力買い取り価格も大幅にアップし、非常に魅力的です。しかし、直流から交流に変換するパワーコンディショナーの耐用年数はだいたい10年です。また、売電メーターは、10年毎の交換が法律で義務づけされています。しかも、屋根に固定するので取り付けるために開けた穴の防水材のメンテナンスも欠かすことはできません。だから、「太陽光発電のイニシャルコストは約10年で回収」という安易な試算には賛同しかねます。ただし、子どもや孫の時代に影響を及ぼすC02削減にもつながるので、設置するかどうか検討するだけの意義はあります。

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