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最善の方策で資産を守ることが必要

2019年2月22日「金曜日」更新の日記

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土地が値下がることがわかっていれば、土地を持っている人たちは事前に何らかの手を打ち、最善の方策で資産を守ることが必要となります。  このことは誰もがわかっていることです。しかし、現実には有効活用をしたり、土地を売ったりすることは簡単ではありません。親が生きている間に親の土地を売るわけにはいかない、先祖代々受け継いできた土地を自分の代で手放すことはできない、親族が土地を活用・処分することを了承しないなど、さまざまな理由があります。  しかし、黙って何の手を打たなければ、土地の価値(資産)が目減りすることは明らかです。  そこで、皆さんに問いかけてみたいと思います。先祖代々の「土地」を守ることがあなたの使命ですか? それとも、先祖から引き継いだ「資産」を守ることがあなたの使命ですか? この選択が、資産を守れるか、守れないかの大きな分かれ道になります。  私たちは、土地所有者の皆さんがしがらみに縛られずに「土地」ではなく、「資産」を守ることが、新しい時代に適合した発想であると考えています。  当然、この資産には目に見えない、先祖や親から伝えられている「教え」、「家風」、「伝統」も含まれます。企業の場合においても大きな変革の時期には、創業の原点や企業理念に立ち戻ることが大切なことなのです。このことは企業でも資産を持つ個人でも同じです。 ●「損さえしなければ……」で損をしていませんか?  また、土地オーナーのなかには、「儲からなくてもいい。損さえしなければ」とおっしゃる方が、よくいらっしゃいます。この考え方で、損をしていないでしょうか? 不動産に価格変動はつきもの です。「先祖伝来の土地」の価格が右肩上がりで上昇する時代は遠い昔となり、地価の二極化が鮮明になりました。「得もしていないけど、損もしていない」というつもりが、知らず知らずのうちに土地の価値が目減りして、資産が減少していることに気づいていない土地オーナーも多いのです。  企業が、利益がなくては存続することさえもおぽつかないのと同様、土地オーナーも、利益がなければ資産家とはいわれない時代です。「儲からないということは、損をしているということである」と、発想を180度切り替えるべきではないでしょうか。

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