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車が入らない事件 ~「付帯工事は着工してからでOK」のウソとそれを言わせる裏事情~

2015年8月24日「月曜日」更新の日記

2015-08-24の日記のIMAGE
初めて住まいを建てるとき、いろいろなことを調べたり、決めたりしていくことの大変さに驚かれる方が多いようです。問取りは?外観は?キッチンは?子供部屋は?照明は? 駐車場は・・・・・・・等々。 これらすべてを具体的に決めていくためには、かなりな時間と労力を必要とします。激しい競合にさらされているハウスメーカーは、施主に何とか早い時期に自分の会社で契約の意思を固めてもらおうと、まず「建築本体工事契約」という形で契約にこぎ着けることにやっきになります。 建築本体工事契約に含まれない工事としては、 【・冷暖房工事 ・屋外設備工事(水道の引き込み・排水の接続等々) ・外構造園工事(駐車場・門塀・植栽等々) ・カーテン ・造作家具工事 ・特殊基礎工事(標準の基礎では地耐力不足の場合必要となります)】 等々があります。 仮に建築本体工事を2000万円とすると、本体工事に含まれないこれらの金額の総計はいくらくらいになるでしょうか。それはざっと本体工事の25%、約500万円前後となります。「建築本体工事契約」では、その部分を未決定のまま契約してしまうわけです。 契約後の変更があまりきかない規格型住宅の場合は、建築本体工事金額に大きな変動がないので大きな問題が生じる可能性は低いようです。この場合でも契約は、一部のメーカーがやっているように、すべてのプランを見込んだ後にすべきだと私は思っていますが、これがいわゆる白山設計の場合はなおさらです。 この場合も建築本体工事の細かい内容の打ち合わせは契約後に行うケースが多いのですが、それによって予算が大幅に変わってしまうことがよくあります。 すると契約後に確定する総予算に大幅な狂いが生じても、契約は済んでしまっていますから、泣く泣く承諾するといったケースが多くなる。簡単に言えば、契約時期か早すぎるわけです。 予算変更の問題だけではなく、付帯工事の内容を確定しないで建築本体だけの設計で着工してしまうと、現場で「そんなのできないよ!」という事態が発生することがよくあります。結果として考えていたプランどおりに工事できなかったり、予定になかった工事を追加することで工事金額が増額したりすることとなります。 具体的に説明しましょう。 外構工事の中でとくに問題となるのは 【・水道メーター、電気メーター、ガスメーターの位置 ・排水の最終桝の位置 ・冷暖房室外既の位置 ・門に取り付く表札、照明器具、インターホン、郵便受けなど ・駐車場】 などがあります。 まず各種メーター類ですが、言うまでもなくこれは電力会社などが検針をするためのものです。しかし、大半の設計者は、各種メーターの位置まで考えて 設計していないのが実情で、結局は現場で決めることになります。その結果、検針できない位置に取り付けられたり、玄関先にメーター類が並んで建物との調和が取れなくなったりしてしまいます。 ひどい事例になると、玄関のポーチの「ど真ん中」に水道メーターが設置されたり、排水の最終桝が配置されたなどということもあります。せっかくきれいなタイルでお化粧したポーチの床に、無粋な排水桝が鎮座するというマンガのような構図です。 次に、一般的に門につく表札、照明器具、インターホン、郵便受けなど。こ れも設計段階で細かな検討をしないでいると、郵便受けがつくにはついたが、郵便物を取り出すのに大変不都合な位置だったり、インターホンがとんでもなく低い位置について、お客さんが玄関前でしゃがんで「ごめんください」といった、笑い話では済まされない事例もあります。 最後に駐車場ですが、外構工事で一番注意しなければならないのが駐車場です。これは下手をすると取り返しのつかない結果となる可能性もあるので、必ず建築本体契約の前にしっかりとプランを決めておくべきです。

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