免許の表示と宅地建物取引主任の役割
2015年10月3日「土曜日」更新の日記
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- ■必ず宅建主任であることの確認を 不動産の売買では、表面的には、営業マンが大変重要な役目を果たす。これは我々が不動産業者のところに行った時に、まず最初に接触するのが、営業マンだからである。そこで気をつけなければならないのは、営業マンといっても、宅地建物取引主任の免許を持っている人ばかりではないということだ。大手の業者はこのような免許を進んで取得させているが、中小の業者の営業マンは、売買の仕事が忙しく、それを持っている例が少ない。業法では、従業員５人ごとに１人の取引主任を置かなければならないということになっている。しかし、中小では、それさえもいないで、名義を借りているところもなかにはある。だから、売買を行なう際には、取引主任が主任者証を提示して「重要事項説明」を行なっているかどうかに目を光らせなければならない。なぜならば、２章で重要事項の内容については詳しく説明したが、その内容は複雑であり、極めて重要な権利関係や、法律上の制限が記載されているので、素人の営業マンではできない。その点では、物件を買う惻が、注意を怠らずに、契約時に確認する必要がある。そうしないと、不明確な説明を受けたままでうやむやにし、後で失敗したということにもなりかねないからである。
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