隣地境界線からの外壁の後退
2015年10月10日「土曜日」更新の日記
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- ■隣家ともめないためにも充分な考慮を この他に重要なのは、東側、西側など、「斜線制限」のないところである。一般的には、都市計画法上で外壁の後退が定められた地域では、隣地境界線から1メートル～1.5メートルの距離を離さなければならない。もし、それがない地域では、民法の規定で、隣地から50センチメートル以上離すことになっている。これ以上近いと、民法上での争いが生じて、損害賠償の問題に発展することがある。家の建て換えや新築では、この問題がよく争いになるので、設計の段階で充分に調査をすることが大切になる。また、増改築などの時に、一部屋突き出したり、拡大したりする時は、この隣地との境界の距離を、充分に空けて施工しないととんでもないことになる。隣人との関係は、日頃は何もなくても、このような住まいの権利関係になると、途端に争いの原因になることが多い。だから、甘い考えで「大丈夫だろう」と簡単に片づけてはならない。隣地境界線に対する外壁の後退民法により、防火、安全を配慮して隣地境界線から５０ｃｍ以上離して家を建てなければならない。ただし、低市層住宅専用地域では、都計画法によっては、隣地境界線から建物の外壁までの距離を１mまたは1.5ｍ以上離さなければならないところもある。
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