災害に強い家
2016年4月10日「日曜日」更新の日記
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- これからは高齢者が急速に増えていくのですから、高齢者も自分で自分の身を守ることを考えねばなりません。それには絶対に災害に強い家でなければいけないと思いました。正直なところ、地震のじの字も頭の中になかったし、モデルハウスを見たときは、ほんまにごつい家やと思いました。他社のしゃれたデザインのほうがいいなとも思った。でも、家は見た目ではないということが、地震にあって身に染みてわかりました」死者六千四百三十三人を出した阪神・淡路大震災では、死因の八割以上が「建物倒壊等によるもの」でした。中田さんが案じていたように、亡くなられた方の多くが六十五歳以上のお年寄りでした。人を守るべき家が、逆に命を奪う結果となってしまったのです。「その点、ＷＰＣ住宅は非常に強く、安全でした。まさに人を守るための器です。見た目は少々ごついので、私などは防空壕を連想します。今風にいえばシェルターですね。“防災シェルターハウス”と呼ぶのがぴったりだと思います」貴重な被災体験を伝えるため、中田さんは兵庫県の防災講師として、全国で講演活動を続けておられます。同時に福地小学校区防災福祉コミュニティ会長として、次の大地震に備え、コミュニティの連帯を深め、訓練などの演習も行っています。講演においては、中田さんは必ず、最後をこのように結ばれます。
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