共同住宅避難路の確保
2016年4月23日「土曜日」更新の日記
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- アパートなどの共同住宅については、感知警報装置の設置以外に、逃げ道 を確保することを求めています。品確法では、火災時に避難するための共用 廊下について、排煙の形式と共用廊下の平面形状などを明らかにすることに なっています。 まず、共用廊下の排煙では、一方の壁がなく外に開いている開放型廊下が 最も安全です。その他の場合には、何らかの方式で排煙をしなければならず、 自然に開口部から排出する自然排煙、機械で排煙したり、機械で空気を入れ ながら排煙する加圧型排煙などの方式があります。そのどれに対応している かをチェックします。 次に、共用廊下の平面形状ですが、外部への直通階段に２方向で歩いてい けるか、階段までに他の部屋がない場合には、火や煙に邪魔されることなく 避難できます。このどちらかであれば、性能表示はその旨チェックして終わ りです。 それ以外の場合には、廊下に面している他の住宅の窓や扉の耐火性能が問題となります。この場合には、窓や扉（両方を総称して「開口部」といいます） の耐火性能、つまり火災をさえぎる時間を３つの等級で表示します。 開口部の耐火性能については、建築基準法で（60分耐火と20分耐火の区分で 仕様を決めており、製品ごとに試験場で検査することで正式にその性能を認めています。ここでは、最高の等級３とするためには60分耐火、等級２とす るためには20分耐火の性能を認められた開口部を選択することになります。
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