『欠陥隠し／責任転嫁／妨害』
2016年7月31日「日曜日」更新の日記
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- 欠陥が明らかになったときの施工会社やハウスメーカー、分譲会社の対応にも共通のパターンが見られます。被害者である住民が欠陥に対してクレームをつけたときに返ってくる言葉と言えば、・「よくあることで欠陥ではない」・「そんな注文は聞いていない」・「生活の仕方が問題（結露問題などで）」・「建築基準法の決まりや図面通りだから問題はない」などなど、まずその起きている欠陥の存在を否定し、欠陥の事実を別の問題にすり替え、責任を住み手の側や、あるいは法律、行政に転嫁しようとするものばかりです。この段階でほとんどの人は、施工会社や分譲会社など供給側のヘリクツと、市民にはなじみのない専門用語で煙に巻かれ、結局泣き寝入りをすることになるか、多少頑張ったとしてもクレーム専門の職員や企業お抱えの弁護士などに取り囲まれ、手も足も出ないという状況に陥ります。このような妨害を越えてまで問題解決に奮闘する被害者は、残念ながらごく少数です。専門業者を相手に素人が挑もうというのですから無理もない話ではあるのですが、それも欠陥住宅が後を絶たない一因となっているのは事実でしょう。業者にしてみればやったもん勝ちの状況なのです。また、たとえ欠陥住宅による被害がある程度修復されたとしても、加害企業の対応によって精神的・経済的負担を背負い込まされ、被害者は癒されることのない大きな苦しみをもたらされていることも共通しています。やはり、何よりも欠陥を発生させず、その被害に遭わないことが重要なのです。
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