『民間住宅ローンのさまざまな融資条件を整理する』
2016年8月7日「日曜日」更新の日記
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- 民間融資と公的融資では、保険の加入、金利が決まるしくみ、融資額の条件などが違う。民間の住宅ローンは、利用者が金融機関に直接申し込んで借りる「非提携ローン」と、購入物件の不動産業者を通じて借りる「提携ローン」に大別されます。提携ローンの場合は、ふだん取り引きがない銀行でも、表示された融資条件さえ合えば、比較的簡単に融資が受けられるという点は有利です。◆保険・金利・融資額が決まる条件などが大きく違う。民間の住宅ローンの非提携による融資条件は、金融機関によって異なりますが、次表がその主な概要です。公的融資と大きく違うのは次の３点です。①民間の住宅ローンを利用できる人は団体信用生命保険に加入できる人に限られ、保険料は金融機関が負担する。公庫を窓口とする公的融資の場合、加入は任意、保険料は各自が負担する。②住宅ローン金利は各行独自に設定できるしくみで、政策的に決まる公的融資とは異なる。③民間の金融機関の融資額は、年収による融資限度額と担保による融資限度額とのどちらか低い額により決まる。物・人・金・地域などで融資限度額が明示され、必要最低月収の収入基準で借りられる公的融資とは異なる。◆民間住宅ローン利用上の注意点。金利は固定金利型と変動金利型を選択でき、返済方法は元利均等、元金均等による毎月払いとボーナス時増額返済が可能です。①金利は毎月変更されますが、公的融資は申込書提出日に表示された金利が融資実行時の金利となるのに対し、民間住宅ローンは融資時点での金利が適用されるので、現在発表されている金利ではない点に注意しましょう。公庫融資不足分を補う公庫と民問の協調融資とか、長期・固定金利が利用できる「公庫買取型新住宅ローン」では、公庫に準じた住宅取得も可能となるなど、活用が望まれます。
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