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『労働金庫の住宅ローンは公庫融資よりもトクか?』

2016年8月17日「水曜日」更新の日記

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・保証人の必要がなく、火災・生命保険料も不要。さらに融資額は最5000万円。勤労者の福利厚生の向上を目的として、預金や融資など、銀行と変わらない金融業務を行う団体に、「労働金庫」があります。この労働金庫は全国各地に本支店を置き、ここでも住宅ローンを取り扱っています。◆組合員でなくても利用できる。労働金庫を利用するには、次の3つの方法があります。①団体会員-労働金庫に加入している労働組合の場合は、団体会員として利用する。②個人会員ー①のOBや労働組合のない人が、出資金(1万円前後)を支払って、個人会員として利用する。③勤労者互助会員-職場に労働組合がなく、またあっても組合に加入していない人が、勤労者互助会員へ入会が認められれば、入会金(2万1000円)を支払い、融資にはローン管理費(有担保2万1000円、無担保5250円)と担保物件調査費(約4万円)が必要になります。このように、労働組合に加入していない人でも、・の勤労者互助会員として労働金庫の住宅ローンを利用できます。◆保証人や保険料、融資額で大きなメリットがある。労働金庫の住宅ローンの特徴は次のとおりです。①保証人を探す手間が省け、保証料も安い。協会の保証が受けられます。保証料は融資利率に0・14%(互助会員は0・22%)を加算しての毎回返済額で支払うので、ローン利用時の一括払いとは異なります。②火災保険料、団体信用生命保険料などが無料。火災保険は、最高3000万円まで労金が掛金を負担し質権を設定します。ただし、融資残高、建物評価額3000万円のうちいずれか低い額となります。団体信用生命保険は、最高1億円まで労金が掛金を負担し質権を設定します。そのほか、事務取扱手数料が不要です。③融資額は最高1億円、35年返済。ローンの種類には「変動金利型」「上限金利設定型」「固定金利選択型」のほかに、一定条件の方に担保評価額の120%を認める「借地専用住宅ローン」もあります。金利は、一定の条件を満たす方には5年間で最大0・2%優遇されます。また、繰り上げ返済は自由で無料です。④その他。年金住宅融資との組み合わせで借りることができ、さらに増改築融資が細かく用意され、無担保融資も多くあります(増改築の場合1000万円まで無担保)。そのほか、地方自治体融資との組み合わせで利子補給があるなど、各地にある労働金庫はそれぞれが特色を持っています。詳しくは、お近くの労働金庫にお問い合わせください。

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