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『「借入金残高」を計算して有利な返済方法を見つける』

2016年8月23日「火曜日」更新の日記

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・現在の借入金残高は、金利別・返済期間別比較表があれば簡単に算出できる。借入金を受けた後、返済金一覧表が送られてきます。その中には、毎回の返済額(元金部分と利息部分の明細)や、借入金残高が明記されています。ですから、難しい借入金残高の計算式を覚える必要はないともいえます。しかし、長いローン返済の間には、生活の変化、金利の変化などに伴い、見直しを考えるべき機会もあるでしょう。借入金残高の計算方法を知っておけば、内入れを考えた場合や、当初から内入れや買い換え時期を頭に入れて融資を受ける場合などに、役に立つといえます。◆計算式は賦金率で算出する。借入金額が同一でも、金利や返済期間により毎月返済額が異なりますから、もちろん借入金残高も違ってきます。借入金残高の計算式は、現在の賦金率(元利均等返済額を求める計算で出された毎月返済すべき元金と利息の合計……つまり毎月返済額となる)を、経過した残りの返済期間にあたる賦金率で割って、当初の借入金を掛ければ計算できます。◆金利別・返済期間別比較表で将来残高を試算する。この場合、5年ごとに表示された金利別・返済期間別比較表があれば、簡単に計算することができます。たとえば、金利3%、返済期間25年で借りて5年後の借入金残高を求めるには、返済期間25年の毎月返済額を、返済期間25年から返済期間5年を引いた20年返済の毎月返済額で割り、当初の借入金1000万円を掛ければ求められます。この数字は正規のものと若干の誤差はありますが、数円単位の違いですから十分利用していただけます。借入金残高1000万円、返済期間35年とした場合、借入期問経過年数ごとに比較してみると、金利が高いほど借入金残高の減少が遅いことがわかります。毎回の返済額が多いのにもかかわらず、利息部分を多く支払っているのが理解できます。低金利は有利です。

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