『「内入れ」の２つの方法を比較してみよう』
2016年8月27日「土曜日」更新の日記
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- ・返済期間の中抜き方式のほうが返済額減額方式より利息軽減でダンゼン有利。内入れとは、一部繰り上げ返済といって、借入期間中に、毎回の返済額のうち元金部分の累計額を一部繰り上げて返済する方法です。資金に余裕ができた場合、預貯金などの利回りを考えると、預けるよび内入れをしたほうがトクといえます。また、預金の利息には20％の税金がかかりますが、内入れは、実行したと同時に元金の減少による利息の軽減が税抜きで行えます。◆「中抜き方式」と「返済額減額方式」の２つの方法がある。１つは「中抜き方式」です。これは、簡単にいうと期間の短縮で、その期間に発生している利息部分を支払わなくてすみ、その分、総返済額が軽減できる方式です。もう１つは「返済額減額方式」です。これは借入金残高の内入れにより、当初の返済期間を短縮することなく、毎月の返済額を軽減させる方式です。公庫では毎月返済日の１か月前までに返済中の金融機関に連絡すれば、１００万円以上の内入れが認められます。手数料は3150円（減額方式は5250円）です。銀行ではもっと少額からでも可能ですが、所定の手数料がかかります。余裕がある場合は検討してみましょう。◆減額方式より中抜き方式が効果を高める。内入れする場合は、事前に返済額表の借入金残高を見て、内入れ額を算出しましょう。21回後から60回後の借入金残高の差額約１２０万円の内入れで、支払うべき利息の約１９０万円の軽減と39か月の期間短縮が図られた例です。長期のローンでは、完済時の年齢から判断して、内入れで期間を短縮し、健全な返済計画への修正に努めたいものです。減額方式では、中抜き方式ほどの利息の軽減は発生しません。残期間の返済総額の減少のみが図られます。その節約はこの場合70万円にすぎません。減額方式では大きな効果はあまり期待できないと考えてください。
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