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バルコニー床の防水

2016年12月7日「水曜日」更新の日記

2016-12-07の日記のIMAGE
つぎに、防水工事に入る。新築後一〇年以上経過したマンションで、バルコニー天井から一ヵ所も漏水していない建物はめずらしい。漏水は、ひびわれ発生箇所、それに排水溝、ドレーンまわりから生じてくる。本来なら、きっちりした仕様で打設したコンクリートは、かんたんに水漏れするものではない。水の量を少なく、打設に際してしっかり突き固め、覆いなどをしてゆっくり乾かせば一〇年で水漏れするようなことはない。ところが、実際のコンクリートは水分量が多く、突き固めが甘く、工期を短縮するために仮枠を早く外すことが多い。このことがひびわれを発生させ、漏水をきたす主な原因となっている。ちなみに、工場で成形したコンクリートパネルでできたバルコニーに漏水が少ないのは、コンクリートが工場で品質管理されているからである。ひびわれ箇所への漏水は説明するまでもないが、排水溝、ドレーンまわりはコンクリートの厚さが薄く、水勾配も不十分なので、まず最初に漏水がおこる。コンクリートが水をかかえやすい状態になって、階下の天井の排水溝、ドレーンの位置にしみが生じてくるのである。皮肉なことに、この現象は築後一〇年くらいまではあまり目立たない。そこで、第一回目の大規模修繕工事の際に、バルコニーの床防水を実施するかどうかを迷うことになる。ちなみに、入居二〇年台を迎えたマンションでは一回目の外壁修繕の際、バルコニーの防水を実施しなかった例か少なくない。二回目の改修工事の時期になってみると防水したものと、しなかったものでは劣化のていどが歴然としてくる。これは十数年前に、バルコニー防水の必要性が十分に認識されていなかったためで、天井に漏水がなくても、第一回目の大規模修繕工事のときに床の防水はしておくべきなのである。もっとも、現場打ちコンクリートと、工場で成形したコンクリートパネルとでは、あとで触れるように対策はちがう。また、最近分譲されたマンションでは、バルコニーの床防水を新築時の標準仕様にしているものが目立ってきた。一般に、バルコニーの防水にはウレタン樹脂を使うことが多い。ついで樹脂モルタル、FRP(不飽和ポリエステル)の順番であろうか。最近の傾向としては、排水溝だけにウレタン塗膜防水をして、平場の部分には長尺塩化ビニルシートを敷く仕様もとられている。塗布防水の場合には、いずれも一定の塗布厚さを確保することが大切で、施工管理が不十分だと紙一枚ていどの厚さですまされることもある。こんな状態では、五、六年のうちに防水圏が破れ、防水効果がなくなる。とくにウレタン樹脂は自然風化するので、防水層がほとんど消えてなくなっている場合もある。二回目の防水工事を実施する場合には、まず一回目にほどこされた材料を知ることが大切である。一般的には材料の相性からすると、再改修に際しても一回目と同じ材料を採用するのが無難であろう。ただし、樹脂モルタルの場合はその上にウレタン塗膜防水をほどこしても問題ない。その逆は好ましくない。つぎに注意するのは、旧防水層をはがすか、そのまま残すかを決めることである。防水層の破れや浮きが多い場合には全面的にはがす必要があるし、塗布厚さが確保されており、階下への漏水がない場合はトップコートの塗替えだけでもいいかもしれない。材料の相性と旧防水層の状態を知ることが長もちの決め手となる。工場で成形したコンクリートをプレキャストーコンクリートとよび、一般にPCコンクリー卜といっている。PCコンクリートは、現場で打設するふつうのコンクリートにくらべると緻密にできている。セメントにたいする水の割合が少なく、打設したあとの養生もしっかりしているので、できあがったコンクリートは容易に水を通すことはない。コンクリートそのものが十分に止水性能を保っているのである。そこで、PCコンクリートの場合は、現場打ちコンクリートとは対応策が異なる。一〇年で平場の部分から漏れることはめったにないので、第一回目の大規模修繕工事では、漏水のおこる可能性の高い排水溝、ドレーンまわり、それにパネルジョイントまわりをウレタン塗膜防水として、平場は浸透性吸水防止材の塗布でもかまわない。二回目の改修では、ウレタン樹脂による全面塗膜防水とするのが妥当であろう。いずれにしろ、バルコニーの保全はマンションの維持・保全のバロメーターともいえる。

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