レンガ・ブロックの賢い利用法
2017年8月19日「土曜日」更新の日記
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- ＜インテリアや庭の装飾におしゃれに利用、積むのは一日に五段程度＞ 粘土に砂を混ぜて練り、一二㎝×一〇㎝×六㎝の寸法で、乾燥させて焼いたものがレンガです。一般建築には赤レンガが多く、日本では明治初期のころから建築に使われ、耐火性、耐久性には富んでいますが、耐震性の面では弱点があります。ですから震災以後は構造用から、内装材や花壇、塀、間仕切り壁の材料として用いられるようになりました。インテリアや庭の装飾に取り入れてみてはいかが？ レンガには二等、一等、特等とあり、一個一四〇円前後で建材屋さんにあるのは一等。角がかけていないものを選んで買います。積み方はイギリス積み、フランス積み、オランダ積みなどがありますが、花壇などは長手積みで、目地は縦方向を一段ごとに食い違えた破れ目地にします。接合用のモルタルは、砂四対セメントーの割合で、壁塗りモルタルより少し軟らか目にします。目地幅は一㎝なので砂は六㎜目のフルイにかけておきます。積む手順は、最初の一段を水平に全部並べ、横のレンガ割りをした後、四すみを所定の高さまで積み、縦のレンガ割りの役をさせます。 レンガには裏と表があります。なるべくハダの良い面を表にして、半端が入らないようにしますが、切り物をするときはたたいて高い音のする焼きの入ったレンガの方がきれいに割れます。接合用のモルタルはこぼれるくらい乗せ、うまくモルタルがいきわたるようにします。レンガを乗せてから、ハンマーの柄などでレンガをたたき″しめ″ます。″しめ″たあと動かすとノリがききません。動いた場合はモルタルをつけ直します。レンガは十分に水を含ませること。第一段は必ず水平に貼ることです。ある程度目地が固まったら、木片などで深さ一㎝ほどにけずり取り、下に落ちたモルタルを片付け、レンガ面は左官用のブラシに水をたっぷり含ませ、かるく水切りをして、付着したモルタルをふき落とします。仕上げたあと一〇日ほどで表面が白っぽくなるのは白華（はっか）現象で、屋外の場合は、自然の風雨で消えてしまいます。気になる場合は、水を十分含ませたあと、一〇倍ほどに薄めた希塩酸をブラシにつけてこすり、十分に水洗いします。 積むのは一日五段程度の高さが無難。高く積み上げるときは垂直になるよう注意します。コンクリート・ブロック積みも同じ要領ですが、モルタルは二・五対一の割合。鉄筋を入れたところには必ずモルタルをつめておきます。
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