駐車スペースは総合的に考えよう
2017年11月11日「土曜日」更新の日記
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- 車をどこに置くかを決めるといっても、単に、それだけを考えるのでなく、車で買い物をしてきたら、その荷物をどこから家のなかに入れるか。また、しまう場所、例えば食料品なら台所はどのあたりになるか、すると食堂との関係は、居間との関係はどうなるのだろう……、と人の動きを総合的に考えて計画を立ててください。●家の出入口と車との位置関係を確認する。車はとくに雨の降った日に威力を発揮しますが、乗り降りに傘をささなければならないのではありがたみは半減してしまいます。玄関や勝手口から、濡れずに車に乗り降りできるよう、庇や屋根を付けましよう。また、玄関、勝手口と入口が複数の場合、車から近いほうの連絡口が利用されがちです。不本意な使い方にならないような、位置関係、動線計画にしましょう。●建物の下へ車を入れることもできる。パーキングとして、専用のスペースがとれないときはスキップフロアにしたり、土地の商低差を利用して、建物の下へ車を入れる方法があります。道路が敷地より低くなっているので、車の入る分だけ、道路レベルまで土を掘りました。車庫の天井は、木造のサンデッキとして、居間に続けて使っています。道路と敷地が平坦な場合です。玄関を中ニ階にして、この下を駐車スペースにしました。玄関から、半階上ると居間ゾーン、半階下るとプライベートゾーン。敷地の狭い都市型住宅向きのプランです。●来客用の駐車スペースをつくる。敷地にゆとりのある郊外の住宅では、カーポートやガレージの位置も余裕がありますが、都市型住宅では、道路からのアプローチや、建物の日照を配慮して配置計画をすると、車のためのスペースは難しく、また、もったいないほどの面積をとります。自家用の駐車スペースを確保するのがやっとなのに、来客用もとなると不可能にちかいものがありますが、車での来訪者のために、心遣いをしてみました。南面道路なので、車の出入りのたびに居間のなかまで見えてしまうのをさけて駐車スペースは塀の外に出しました。普段は道路に平行に車を止め、ニ台入れるときは、壁の角度に合わせて斜めに停めます。道路に一メートルほどとび出し、門の出入りがちょっと不自由になりますが、なんとか二台入れられます。路上駐車より、うれしい配慮です。
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