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外構プランの基礎知識

2018年1月11日「木曜日」更新の日記

2018-01-11の日記のIMAGE
 住まいをつくるとき、ついつい後回しになってしまうのが外構のプランニングですが、家のデザインや美しさは外構と一体のものとして考える必要があります。せっかくオシャレな服を着ても、靴やバッグなどとアンバランスでは台無しになってしまうのと同じです。また、アプローチや庭、駐車スペースなど各ゾーンのつながりやガーデニングを楽しむうえでも非常に重要になります。ここでは、外構を考えるうえでの基礎知識や楽しく使えるアウトドアリピングのつくり方などを取り上げます。  この外構スタイルには、次の3つがあります。1つが欧米などでよく見られる「オープンスタイル」です。開放的な門まわりとカーポートまわりが特徴で、街並みとの調和がポイントになります。ただ、プライバシーの確保には工夫が必要です。  2つ目が門扉やフェンス、塀、生け垣などで敷地の外周をすべて囲う「クローズドスタイル」です。門やフェンスをトータルコーディネートすることで、まとまりある空間にしやすいと言えます。  そして、3つ目が中間の「セミクローズドスタイル」です。駐車スペースがオープンになるため、門まわりからのつながりを工夫する必要があります。  好みの外構スタイルが決まったら、次は「ゾーニング」です。ゾーニングとは、アプローチや庭のスペース、駐車スペースなどそれぞれのゾーンごとに大まかに位置や広さを決めていく作業のことです。  手順としては、まず駐車スペースの位置や広さ、そしてアプローチの取り方を決めます。 特に、住まいの第1印象を大きく左右するアプローチは家の顔と言えるものです。 どこまでプライバシーを確保しようと考えるかで、仕切りを塀にするかフェンスにするか、また塀の高さをどれくらいにするかを決めます。  周辺環境が閑静な住宅地なら、リビングにつながるウッドデッキなどのアウトドアリビングはどうでしょうか。フルオープンのサッシにして天気の好い日には開け放てば、従来にない開放感を満喫できますし、屋外でのティータイムや焼肉パーティーなどを開くのにも格好のスペースとなります。近くに電気のコンセントや水場を設ければ、より実用性がアップします。  また、シンボルツリーを植えるのもおすすめです。和洋折衷や洋風の家なら、ケヤキなどが適しています。価格も5~6mの高さのもので20万円前後と手頃です。  外構には、広いスペースがないとできないと思っているユーザーが多いかもしれません。 でも、狭い敷地ほど上手なプランニングが必要になるのが外構です。一坪の空き地であっても、ゆとりや安らぎを演出することが可能なのです。

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