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便器と手洗い器

2018年1月29日「月曜日」更新の日記

2018-01-29の日記のIMAGE
 トイレ内の環境とともに、大切なのは便器です。特別な場合をのぞき、腰掛け型のものが適しています。〈しゃがむ〉、〈りきむ〉、そして用便後に〈立ち上がる〉ときの身体への負担は、和式の便器のほうが格段に大きいのです。  しかし、寒いときには冷え切った便座に腰をかけるのは、かなり苦痛です。直接肌に触れる便座を暖房便座にし、さらに温水洗浄、温風乾燥機能付きにすれば快適ですし、リューマチや利き手のまひなどで、手がうまく使えなくなったときでも安心です。  音の静かな節水消音サイホン型便器にすれば、洗い流す音やタンクへの給水音が小さく、洗浄水量も少ないので、夜中でも家族に気兼ねなく使えます。  操作ボックスは、見やすい壁面に取り付けられるリモコン形式が便利です。表示のわかりやすいものを選びましょう。  手洗い器は、出入り口の近くに設けたいものです。便器の前面のタンク(ロータンク)に付いているものは、車いすなどでは寄り付くことができませんし、立ち上がった後で向きをかえて、便器ごしに手を洗う姿勢も不安定です。トイレのスペースには制約があ りますが、カウンター付きのものを設置できれば、身体を支える手すりの役目も担ってくれるうえに快適です。  紙巻き器(ペーパーホルダー)は、片手でペーパーがきれいに切れるもの、交換もワンタッチで容易にセットできるものなどがあります。  便器まわりには、便器に座って無理なく手の届くところ(狭い範囲)に、多くのものを取り付けなければなりません。手すりを主体にして、ほかのものが邪魔にならないよう、操作しやすいように配置しましょう。

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