へやみけ

トップ > 平成30年5月> 18日

室内物干し場の提案

2018年5月18日「金曜日」更新の日記

2018-05-18の日記のIMAGE
 洗濯ものの干し場は、太陽の光がよく当たり、風通しのよい場所が理想です。しかし、そうしたスペースを確保できない家庭が多くなり、集合住宅によっては、洗濯ものを外に干すことを禁止しているところもあります。  洗濯そのものの作業は、洗濯機の普及で楽になりましたが、干し場の確保はむずかしい問題です。 戸外の干し場のスペースがない、梅雨どきなどは雨で外に干せない、外に干しておいて雨が降ってきたが取りこむ場所がない、などの悩みはどこの家庭でもかかえているのではないでしょうか。  それをカバーするために、乾燥機をもつ家庭がふえ、もちたいと希望する人も少なくありません。  しかし、天気のよい日に、洗濯ものやふとんを干し、夕方、取りこんだときの日向のにおいはとてもすてきです。幸せな気分になりますし、乾燥機では味わえない心地よさです。  洗濯ものはなるべく太陽の光に当て、風を通したいものです。エネルギーの節約にもなるし、太陽光線による殺菌や消毒、それにもまして、あの健康的なにおいは捨てがたいものです。そのために、なるべく自然乾燥に近い状態で干せる、室内物干し場という発想が生まれます。  敷地にちょっとした余裕があるお宅なら、サンルーム風の土間をつくったり、隣家とのあいだの通路を物干し場にしてみてはいかがでしょう。屋根はポリカーボネイトや透明な塩ビ波板トタンを使用して、日光を通すようにし、通風にも気をくばります。床をタイル張りにしておけば、室内の延長のような感党です。夜干しておくと、朝の光でほとんど乾いてしまいますし、外出時にも雨の心配をする必要がありません。  雨の日の干し場としては、室内にステンレスのパイプを1本渡すだけで、干し場になります。このパイプは、急な雨や生乾きの洗濯ものを干すことができ、とても便利です。  また、洗面室を電気やガスによる熱源で、衣類乾燥室にする方法もあります。天井に薄型のヒーターをセットして、送風によって洗面室内の洗濯ものを乾かすため、大量の洗濯ものが外出時や夜間に乾燥できます。

このページの先頭へ