理想的なイスとベッド
2018年5月31日「木曜日」更新の日記
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- 立ったり座ったりすることは、ひざに大きな負担がかかります。ひざの力が弱くなったお年寄りは、タタミに座るよりも、イスに腰かけるほうが楽なはずです。
お年寄り用のイスの条件は、安定感があり(4本脚であること)、低く(高さ35センチ)、広く(上であぐらがかける、正座できる)、じょうぷなひじかけがついている(ひじかけに手をついて立てる)、などがあげられます。
こうしたイスは、じつは若い人にも座り心地がよいのです。
逆に、若い人なら快適だと思われるフワフワのクッションは、お年寄り向きではありません。腰が沈んで、座り心地がよくないうえに、立つときに苦労するからです。ホテルのロビーなどの公共の場で、足の不自由なお年寄りを観察してみると、それがわかります。けっしてフワフワのソファには座ろうとせず、むしろかためのイスを選んで座っています。
ベッドを使用するお年寄りがふえています。これも寝たりおきたりするときに、ひざに負担がかからない、という理由からです。
ベッドを選ぶ目安も、高さです。メーカーによってサイズはパラパラで、35~60センチまであります。家具売り場へご本人が足を運び、まず履きものを脱いでベッドに腰かけ、足がベタッと床につく高さ、さらにおしりを軸にして、くるっと回転できる高さがよいのです。あまり高すぎても、低すぎても力がいるので、38センチくらいを目安にするとよいでしょう。
マットレスはなるべくかたいほうがよくメーカーによってちがいますが、
クッションのかたさを表示するマークがあれば、それをチェックして選ぶようにします。
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