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住宅ローンを組むには

2018年6月25日「月曜日」更新の日記

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希望の物件が決まれば、いよいよ入札。お待たせ…と言いたいところだが、そうもいかない事情がある。メンドクサクはあっても、念には念を入れておく必要があるのだ。そこでこのタイミングで弁護士さんの手配をオススメするのである。選んだ物件は本当に住めるものなのか、入札価格(希望価格)はいくらに設定すればよいのか…。ここから相談しておけば、ずっと言ってきたヤバい物件にあたる危険はほぼなくなるし、入札価格の相談もできる。さらに、そのあとの立ち退き交渉だってスムーズになる。いいことずくめだ。「問題は、いくらかかるかなんですよね…」(F子さん・37歳・OL)弁護士に払う報酬は、最初の相談は釦分5000円だ。競売手続きに関してかかる弁護士費用は、ケースバイケースだけど、いちおう十万円くらいがひとつの目安だ。でも、「最終的にいくら卜クするか」ということから考えると、そんなに大きな問題ではないはず。フツーの住宅を買う場合の、仲介手数料で帳消しと思っておけばいいだろう。依頼については、各都道府県の弁護ラクチン家探しの裏ワザ講座士会に電話すればすぐ紹介してもらえるし、そのときにだいたいの費用もわかる。まずは104で、近くの弁護士会の電話番号を教えてもらうところからはじめよう。あとはお金の話。入札には「保証金」といって、最低売却価額の2割が必要になる。頭金みたいなもんだ。それを納めてから、入札書(入札のための書類)および保証金振込証明書、資格証明書(住民票など)を郵送すれば手続きはおしまい。簡単でしょ?ちなみに、競売物件の落札価格は、平均で最低売却価額の約2割増し。マンションはもう少し高くなることが多いので、入札価格は弁護士と相談して慎重に決めよう。晴れて落札したあとは、決定日から2カ月以内の納付期限までに残金を振り込む。住宅ローンを組むには、そのことを代金を納める5日前までに裁判所に申告して、弁護士に手続きを委託する。あとはまかせっきりでもいい。ただ、落札してから銀行がお金を貸してくれなかったら大変だから、入札に参加する前の段階で、よく銀行に相談しておく必要がある。もしここで銀行がお金を貸してくれないと、期限までにお金が払えなくなってしまい、物件を買う権利がなくなるだけでなく、保証金までも戻ってこなくなってしまうのでくれぐれも注意すること。また、住宅金融公庫を利用できるのは、新聞や裁判所の評価書に公庫付の表示があるものに限る。

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