将来の可変性について
2018年7月5日「木曜日」更新の日記
- スラブを下げた分、床下のスペースが確保されるので、配管を移動したり長くとるようなレイアウトが可能になります。図面中に、網掛け部分の高さを示す「SL-◇◇」「FL-◇◇」という表示があります。◇には数字が入り、単位はミリです。SLとは「スラブレベル」のことで、基準になるスラブ面よりもどれだけ段差をつけているかを表しています。FLは「フロアレベル」のことで、床仕上げ面の高さ。ここでは、床仕上げ面からスラブ表面までのクリアランスを表しています。一般的な数値は、SL表記なら120ミリ、FL表記なら200ミリ前後です。すべての水まわり部分に網掛け表示があって、さらにその範囲が広いほど、それにSLやFLの数値が大きいほど、将来の可変性が優れているといえます。