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快適性のある街に

2018年7月16日「月曜日」更新の日記

2018-07-16の日記のIMAGE
「快適性」防犯や防災という安全・危険回避欲求が満たされると、次のレベルでは「気持ちよさ」を追うことができます。「快適性」の段階です。例えば、街に緑が多くて気持ちがいいとか、街全体が清潔でゴミが落ちていないとか、電柱が地中に埋まっていて街並みが美しい、などということです。わかりやすくいえば、「暮らしていて快適な街であるかどうか」ということ。「愛着・誇り」「都心からの距離」「駅からの距離」といったような合理的で相対的な価値観ではない、その街の絶対的な価値や個性。その地域・街に愛着や誇りを持って住んでいる住民が、どれくらいの割合でいるのかということです。例えばイギリスでは多くの人が、住宅を選ぶ際、物件を見る前に周辺地域を歩き、その街並み、景観や環境を気に入るか見極め、気に入らなければ物件も見に行くことはないといいます。住宅選びには何よりもまず、その地域に自分自身が愛着を持てるかどうかを大切にしているのです。日本もやっと、そういった方向に向かいます。レベル3が満たされるような地域、そして、自分自身が心から気に入っている地域に一度でも住めば、きっと離れがたくなるはずです。また、同様の価値観や嗜好を持った人、そこに住みたい人も、方々から集まってくることでしょう。

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