土地神話崩壊
2018年7月23日「月曜日」更新の日記
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- "一部のスーパーマーケットや外食産業が店舗を自社で取得しながら事業を拡大したように、
一般の事業会社でも多かれ少なかれ、土地神話を前提としたビジネスモデルを構築してきました。
しかし、大前提となっている土地神話が崩壊したことによって、このようなビジネスモデルは成り立たなくなりました。
土地神話を支えたもの⇒それは高度経済成長の持続、人口の増加と大都市圏への集中、
政府による開発規制(規制によって開発して販売できる不動産が減少します)、そして地価上昇への期待などですが、
今やその多くが消えつつあります。現在では不動産は、他の資産と比べて「特別に有利な資産」ではなく、
価値が上がることもあれば下がることもある「普通の資産」になりつつあります。
その意味では、従来型の不動産ビジネスで安定的に利益を確保することは難しくなってきているといえるでしょう。
*1厳密には、バブル崩壊後にこれまでも2回の景気回復期がありましたが、
この間にY證券破綻などの金融危機、ITブームの終焉、同時多発テロなどによる世界経済に対する不透明感のまん延などが生じ、
少なくとも本格的な回復感には乏しかったため、この間は景気の低迷期と表現しました。
*2バブル崩壊後も、分譲マンション市場は、
①地価の下落による販売価格の低下
②都心部を中心とする供給
③低い住宅ローン金利を背景に、好調を維持している。"
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